天職みつかーる
更新日:2026/01/07

面接官が見ているポイントは3つだけ?採用基準の本音と通過率を上げる対策

面接官が見ているポイントは3つだけ?採用基準の本音と通過率を上げる対策

この記事の要約

転職活動において、書類選考は通過するものの、面接でなかなか結果が出ずに悩んでいる方は少なくありません。「うまく話せたはずなのに不採用だった」「何を見られているのか分からない」という不安は、面接官の視点を知ることで解消できます。

実は、面接官が見ているポイントは非常にシンプルです。彼らは落とすための粗探しをしているのではなく、採用後のミスマッチや早期離職といったリスクを回避し、活躍してくれる人材を探しています。この評価基準を理解していれば、準備すべき内容や回答の優先順位が明確になります。

この記事では、面接官が本当に重視している「3つの評価軸」や、面接のフェーズごとの視点の違い、そして通過率を高めるための具体的な対策方法について解説します。採用側の心理を理解し、自信を持って面接に臨みましょう。

面接官は敵ではない!採用側の心理と「3つの評価軸」

面接に臨む際、面接官を「自分を審査する怖い存在」と感じてしまうかもしれません。しかし、面接官もまた、組織の一員として責任を負った人間です。彼らが最も恐れているのは、採用した人が「入社後に活躍できないこと」と「すぐに辞めてしまうこと(早期離職)」です。

採用には多大なコストと時間がかかります。そのため、面接官は「この人を採用しても大丈夫か」というリスク管理の視点を持っています。この視点を踏まえた上で、彼らが重視する評価軸は大きく分けて「能力(Can)」「意欲(Will)」「適性(Culture Fit)」の3つに集約されます。

1. 能力(Can):その仕事ができるスキルがあるか

最も基本的な評価軸であり、職務経歴書の内容と実際のスキルが一致しているかを確認します。ここでは「何ができるか」という事実に加え、そのスキルを自社の環境で再現できるかどうかが重要視されます。

即戦力を求める中途採用においては、単なる知識量よりも「具体的な成果を出した経験」や「課題解決のプロセス」が評価されます。未経験の職種に挑戦する場合でも、過去の経験から転用できるポータブルスキル(対人折衝力や論理的思考力など)があるかどうかがポイントとなります。

2. 意欲(Will):なぜその会社でなければならないか

どれほど能力が高くても、働く意欲が低ければ成果は期待できません。面接官は「なぜ転職するのか」「なぜこの会社を選んだのか」という質問を通じて、志望度の高さや仕事への熱意を確認します。

ここで見られているのは、単なる「御社が好きです」という感情ではありません。自身のキャリアプランと会社の方向性が合致しているか、長期的に働く覚悟があるかといった、論理的な整合性が求められます。

3. 適性(Culture Fit):社風やチームに馴染めるか

能力や意欲と同様に重要視されるのが、企業文化との相性です。「一緒に働きたいと思えるか」「既存のチームメンバーとうまく連携できそうか」といった人間性の側面が評価されます。

特にベンチャー企業や少数精鋭の組織では、カルチャーフィットが合否を分ける決定的な要因になることも珍しくありません。誠実さや素直さ、コミュニケーションの取り方など、書類では見えない人柄が面接での重要な観察対象となります。

【フェーズ別】一次面接・二次面接・最終面接で見ているポイントの違い

面接は段階によって担当者が異なり、それぞれが見ているポイントや懸念点も変わります。全ての面接で同じアピールをするのではなく、相手の立場に合わせた伝え方を意識することが通過率向上の鍵となります。

一次面接:現場責任者・リーダーの視点

一次面接の担当者は、入社後に直属の上司や先輩となる現場の社員であることが一般的です。彼らが最も知りたいのは「現場で即戦力として動けるか」「一緒に仕事をしやすいか」という実務的な側面です。

ここでは、具体的な業務スキルや経験の詳細について深掘りされる傾向があります。専門用語を用いて実務能力の高さを証明するとともに、チームワークを乱さないコミュニケーション能力があることを示す必要があります。「この人なら安心して仕事を任せられる」と思わせることが突破の条件です。

二次面接:部長・管理職の視点

二次面接では、現場を統括する管理職や部長クラスが登場します。彼らは現場のスキルに加え、「組織全体への貢献度」や「中長期的な活躍の可能性」を見ています。

ここでは、入社意欲の高さやキャリアビジョンの明確さが問われます。「将来どうなりたいか」という質問に対し、会社の成長にどう貢献できるかを論理的に説明できるかが重要です。また、マネジメント適性や、他部署と連携できる視野の広さも評価対象となります。

最終面接:役員・社長の視点

最終面接の担当者は、経営層です。彼らはスキルや現場適性についてはこれまでの面接官の評価を信頼しているため、改めて細かく確認することは稀です。代わりに見ているのは、「企業理念への共感」と「人間としての信頼性」です。

会社のビジョンと同じ方向を向いて歩んでいけるか、困難な状況でも逃げずに立ち向かえる誠実さがあるか、といった本質的な部分が問われます。入社への強い覚悟を示すとともに、経営視点を持った回答ができると高く評価されます。

「コミュニケーション能力」の正体とは?具体的に見られている行動

求人票や面接の評価項目で頻出する「コミュニケーション能力」ですが、これは単に「流暢に話すこと」や「明るく振る舞うこと」を指すのではありません。ビジネスにおける面接で見られているのは、以下の3つの具体的な行動です。

1. 結論ファーストと論理的構成

質問に対して、まず結論から簡潔に答えることができるかは、論理的思考力の証明になります。話が長く、結局何が言いたいのか分からない回答は、ビジネスパーソンとしての基礎能力に疑問符がつきます。

「結論→理由→具体例→まとめ」というPREP法などを意識し、相手の脳内コストを下げて情報を伝える配慮が評価されます。

2. 会話のキャッチボールと傾聴力

面接は演説の場ではなく、対話の場です。一方的にアピールをし続けるのではなく、面接官の質問意図を正しく汲み取り、的確に返す力が求められます。

相手の話を最後まで聞かずに話し始めたり、質問とずれた回答を繰り返したりするのはNGです。相手の反応を見ながら話す長さや内容を調整する柔軟性も、コミュニケーション能力の一部です。

3. 非言語コミュニケーション

言葉以外の要素も、印象を大きく左右します。表情、視線、姿勢、声のトーンなどが「自信」や「誠実さ」を伝えます。

Web面接の場合は、画面ではなくカメラのレンズを見ることが「相手の目を見る」ことにつながります。また、対面以上にリアクションや頷きを大きくすることで、話を聞いている姿勢が伝わりやすくなります。

意外と見落としがちな「逆質問」の評価ポイント

面接の最後に必ずと言っていいほど聞かれる「何か質問はありますか?」という逆質問。これは単なる質疑応答の時間ではなく、最後のアピールチャンスとして活用すべきです。面接官は逆質問の内容から、あなたの「意欲」と「相性」を測っています。

意欲を確認する質問

「特にありません」という回答は、その会社への関心が薄いと判断されるリスクがあります。一方で、ホームページを見れば分かるような基本情報を聞くのも、リサーチ不足を露呈してしまうため避けるべきです。

おすすめなのは、自分なりに調べたことに対する仮説を持った質問です。「御社の〇〇事業は今後××の領域に注力されると拝見しましたが、その中で私が貢献できるポジションはありますでしょうか?」といった質問は、高い志望度とビジネス視点をアピールできます。

入社後の活躍イメージを確認する質問

具体的な働き方やチームの雰囲気を聞くことで、「自分がそこで働く姿」を真剣にイメージしていることが伝わります。

「現場で活躍されている方の共通点はありますか?」や「入社までに準備しておくべきスキルや勉強しておくべきことはありますか?」といった質問は、入社後のミスマッチを防ぐだけでなく、成長意欲の高さを示すことにもつながります。

面接通過率を劇的に高める「プロ視点」の対策方法

どれだけ理論を理解しても、実際の面接で発揮できなければ意味がありません。通過率を高めるためには、独りよがりな練習ではなく、客観的な視点を取り入れた対策が不可欠です。

自分の面接を客観視する

自分では完璧に話せているつもりでも、客観的に見ると早口になっていたり、貧乏ゆすりをしていたりすることがあります。これを修正するには、自分の姿を記録することが最も効果的です。

スマートフォンやPCの録画機能を使い、模擬面接の様子を撮影してみましょう。ZoomなどのWeb会議ツールを使えば、オンライン面接での映り方や視線の位置もチェックできます。「えー」「あー」といった口癖や、表情の硬さに気づくだけでも、大きな改善につながります。

口コミサイトで「過去問」をリサーチする

面接で聞かれる質問には、企業ごとの傾向があります。事前に何が聞かれるかを知っていれば、落ち着いて回答を準備できます。

企業の内部事情や選考情報を収集できる「OpenWork」や「転職会議」などの口コミサイトを活用しましょう。実際に面接を受けた人の体験談から、「どのような質問をされたか」「どのような雰囲気だったか」というリアルな情報を入手できます。

転職エージェントの「模擬面接」を活用する

プロの視点で直接フィードバックをもらうことは、最も効率的な対策です。転職エージェントは、過去にその企業の選考を通過した人のデータを大量に保有しており、「この企業はここを見ている」という具体的な評価ポイントを把握しています。

リクルートエージェント

業界最大手の「リクルートエージェント」は、豊富な求人数だけでなく、面接対策のノウハウも充実しています。特に「面接力向上セミナー」は利用者からの評価が高く、面接の基礎から応用までを体系的に学ぶことができます。担当者による模擬面接では、過去の質問傾向に基づいた実践的なアドバイスを受けることが可能です。

doda(デューダ)

丁寧なサポートに定評がある「doda」も、面接対策に力を入れています。キャリアアドバイザーがマンツーマンで模擬面接を行い、回答内容だけでなく、話し方や振る舞いについても細かくフィードバックしてくれます。自分の強みをどう伝えれば効果的か、客観的な視点で戦略を練ってくれる心強いパートナーとなります。

まとめ

面接官が見ているポイントは、「能力(Can)」「意欲(Will)」「適性(Culture Fit)」の3つが基本です。彼らはあなたを落とそうとしているのではなく、自社で活躍できる人材かどうかを真剣に見極めようとしています。

面接のフェーズごとの役割を理解し、相手が求めている情報を的確に伝えることができれば、通過率は確実に上がります。また、逆質問を有効活用することや、プロのアドバイスを取り入れた客観的な練習を行うことも重要です。

面接は、企業と応募者が互いを知るための対話の場です。準備を徹底することで不安を自信に変え、面接官との会話を楽しむくらいの余裕を持って本番に臨んでください。あなたの魅力が正しく伝わり、納得のいく転職活動ができることを応援しています。

  1. Top >
  2. 転職お役立ち情報一覧 >
  3. 面接官が見ているポイントは3つだけ?採用基準の本音と通過率を上げる対策