天職みつかーる
更新日:2026/05/07

【履歴書】新卒・第二新卒向け「志望動機」の書き方(例文・テンプレ付き)

【履歴書】新卒・第二新卒向け「志望動機」の書き方(例文・テンプレ付き)

この記事の要約

就職活動や転職活動において、履歴書を前にして志望動機が書けないと悩む20代は少なくありません。とくに新卒や第二新卒、未経験の業界を目指す場合、アピールできる立派なスキルや実績がないと感じて手が止まってしまう傾向があります。

本記事では、スキル不足に悩む方でもポテンシャルと熱意を十分にアピールできる、基本のフォーマットと汎用的な例文集を紹介します。状況別や職種別のアレンジ方法も具体的に解説しています。
自分自身の小さな原体験を一つ組み込むだけで説得力のある志望動機が完成するため、ぜひ参考にしながら書き進めてみてください。

「志望動機が書けない」と悩む20代へ。企業が求める本当の基準

【はじめに】「志望動機が書けない」と悩む20代へ。企業が求める本当の基準

履歴書の志望動機欄を前にして、何を書けばいいのかわからないという悩みを持つ新卒や第二新卒の方は数多く存在します。即戦力を求める一般的な中途採用とは異なり、20代前半の未経験採用において、企業はスキルや実務経験よりも別の要素を重視する傾向があります。

以下の調査データから、企業が新卒や第二新卒の採用基準としてポテンシャルや熱意、人柄を高く評価していることがわかります。
企業の多くは、第二新卒の採用基準として「入社意欲の高さ」や「一緒に働ける人材か」「社内と合いそうな人柄か」といったポテンシャルや熱意を重視する傾向にあります(出典: マイナビ転職エージェント「面接官が第二新卒に求めるものとは」、令和8年)。

採用基準として重要視するポイント企業の回答割合
入社意欲の高さ41.5%
一緒に働ける人材か36.6%
社内と合いそうな人柄か33.7%

また、リクルートのZ世代の就業意識に関する調査でも、中途採用において本人の潜在的成長力や伸びしろを重視すると回答した企業の割合は半数以上に上ります(出典: リクルート「Z 世代(26 歳以下)の就業意識や転職動向」、令和5年)。

これらの客観的な数値から読み取れるのは、現時点での立派なスキルや輝かしい実績がなくても、仕事に対する前向きな姿勢や企業風土に馴染む柔軟性を言語化できれば、採用される可能性は十分にあるということです。
履歴書に書く志望動機がないと悩む必要はありません。未経験ならではの熱意や学ぶ姿勢を誠実に伝えることが、強力な自己PRにつながります。

参考記事:志望動機の書き方ガイド!そのまま使えるテンプレ・例文付き

履歴書・面接で受かる「志望動機の作り方」フォーマット

志望動機の作り方において効果的なのは、文章をゼロから感覚で書くのではなく、論理的に伝わる基本のフォーマットに沿って組み立てることです。以下の3つの要素を順番に埋めていくことで、新卒・第二新卒向けの説得力ある志望理由書を完成させることができます。

1. なぜその業界・職種なのか

最初に、数ある選択肢の中からなぜその業界や職種を選んだのかという理由を明確にします。
ここには、自分自身の過去の経験や、その仕事に興味を持った具体的なきっかけを記載します。単に将来性があるからといった一般論ではなく、自分なりの体験に基づいた理由があると説得力が増す傾向があります。

2. なぜその企業(会社)なのか

次に、同業他社が多数存在する中で、なぜその企業でなければならないのかを説明します。企業の公式サイトや求人票を読み込み、企業理念、独自のサービス、社風、研修制度など、自分が共感した具体的なポイントを挙げます。
この部分が曖昧だと、他の会社でも良いのではないかと採用担当者に思われる可能性が高くなります。

3. 入社後、自分の強み(意欲)をどう活かして貢献するか

最後に、入社後に自分がどのように活躍したいかというビジョンを伝えます。実務経験がない場合は、学生時代の経験や前職で培ったコミュニケーション能力、現在自主的に学習している姿勢などを提示し、それらが企業の成長にどう貢献できるかを具体的に記述します。

これらの要素をわかりやすく伝えるためには、PREP法と呼ばれる文章構成の手法を用いるのが一般的です。結論から始め、理由を述べ、具体例を示し、再び結論で締めくくる順序で展開することで、採用担当者が読みやすく、論理的な志望動機になります。

そのまま使える!新卒・第二新卒の志望動機・汎用例文集

ここでは、新卒・既卒、第二新卒、完全未経験という読者の現在の状況に合わせた具体的な志望動機例文とテンプレを紹介します。もしあなたが自己PRできる立派なスキルがないと悩んでいるなら、このポテンシャルや学ぶ姿勢をアピールする型をベースに、自身の経験を肉付けすることでオリジナルの志望動機を作成できます。

新卒・既卒向け:就業経験がない場合の例文

就業経験がない新卒や既卒の方は、学校での学びやアルバイト経験で得た気づきを起点にして、仕事への熱意をアピールすることが推奨されます。

ポテンシャル・学ぶ姿勢アピール型の例文

私が貴社を志望する理由は、お客様の潜在的な課題を解決する〇〇事業の姿勢に強く惹かれたためです。
私は学生時代、アパレルでのアルバイトを通じて、お客様との対話から真のニーズを引き出す難しさとやりがいを学びました。貴社は業界のなかでも、顧客との長期的な信頼関係の構築を重視しており、私の強みである傾聴力と粘り強さを活かせる環境であると考えております。
現在は〇〇の資格取得に向けて学習を進めており、入社後は一日も早く業務を習得し、貴社の売り上げに貢献できる人材として成長したいと考えております。

第二新卒向け:短期離職や前職の経験がある場合の例文

第二新卒の場合、前職を離れた理由をネガティブな不満として伝えるのではなく、前職で感じた課題をポジティブな転職理由として変換し、新しい企業で実現したいことへ繋げることが重要です。

課題解決・キャリア再構築型の例文

前職では〇〇職として勤務し、基礎的なビジネスマナーや顧客対応のスキルを身につけました。業務を通じて、より専門性の高い〇〇の分野でお客様の課題解決に深く関わりたいという思いが強くなりましたが、前職の環境ではその実現が難しかったため、転職を決意いたしました。
貴社は〇〇領域において独自のノウハウを持ち、若手から挑戦できる環境が整っている点に大変魅力を感じています。
前職で培った調整力と、自ら進んで学ぶ姿勢を活かし、貴社の〇〇部門において即戦力となるべく尽力いたします。

完全未経験業界へ挑戦する場合の例文

これまで経験したことのない業界へ飛び込む場合、なぜその業界でなければならないのかという強い原体験を軸に志望動機を組み立てます。

原体験・強い意欲アピール型の例文

私が〇〇業界を志望する理由は、以前に〇〇というサービスを利用した際、その利便性と生活の質を向上させる力に深い感銘を受けたからです。これまで私は〇〇職として異業種で働いてまいりましたが、〇〇業界の成長性と社会的な意義の大きさに触れ、自分もこの分野で価値を提供する側に回りたいと強く考えるようになりました。
特に貴社は、未経験からでも段階的に成長できる研修制度が充実していると拝見し、志望いたしました。前職で培った論理的思考力と、現在自主的に進めている〇〇の学習内容を活かし、貴社の事業拡大に貢献したいと考えております。

これらの例文を作成する際、第三者の客観的な視点を取り入れると完成度が高まる傾向があります。20代の就職支援に特化した就職エージェントを利用することで、プロの視点から個別の状況に合わせた履歴書の添削を受けることが可能です。

人気職種への志望動機テンプレートとアレンジ術

志望動機は、目指す職種によって企業が求める人物像が異なるため、職種に特化したアピールを含めることが効果的です。ここでは、未経験から目指しやすい代表的な3つの職種についての具体的な例文と、自分自身の言葉にカスタマイズする手順を解説します。

営業職への志望動機

営業職において企業が求める人物像は、目標に対する達成意欲の高さ、初対面の人とでも適切なコミュニケーションが取れる対人関係能力、そして失敗から立ち直るレジリエンスです。

営業職向けテンプレート

私が貴社の営業職を志望する理由は、貴社の〇〇という製品が社会に与える影響力の大きさに魅力を感じたためです。
私はこれまで【過去の経験やアルバイトなど】に打ち込み、目標に向けて粘り強く取り組む力を培ってまいりました。この経験のなかで、【困難だった出来事とそれを乗り越えた方法】を学びました。
貴社の営業部門においては、この粘り強さと課題解決に対する姿勢を活かし、顧客一人ひとりに寄り添った提案を行うことで、売り上げ目標の達成に貢献したいと考えております。

アレンジの手順

このテンプレのカッコ部分を、あなたの具体的なエピソードに差し替えてください。たとえば飲食店でのアルバイトであれば、店舗の売り上げ目標を達成するために自ら提案した工夫や、クレーム対応で顧客の信頼を回復した経験などを組み込むことで、独自の説得力を持つ志望動機になります。

事務・管理部門への志望動機

事務職や管理部門において求められるのは、正確かつ迅速に業務を遂行する能力、周囲をサポートするホスピタリティ、そして業務効率化に向けた改善意欲です。

事務職向けテンプレート

私が貴社の事務職を志望いたしましたのは、社員の方々が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、縁の下の力持ちとして組織を支えたいと考えたからです。
前職や学生時代では、【データ管理やスケジュール調整などの経験】を担当し、正確性とスピードを両立させるための工夫を重ねてまいりました。特に【ミスを防ぐための具体的な取り組み】を行ったことで、周囲から信頼を得ることができました。
貴社に入社後は、持ち前の几帳面さと周囲への気配りを活かし、業務の円滑な進行とチームの生産性向上に貢献いたします。

アレンジの手順

カッコ部分には、あなたがこれまでに細かな作業を正確に行った経験や、ツールを使って作業時間を短縮したエピソードを記入します。特別な実績がなくても、毎日欠かさず確認作業を行ったという事実が、業務に対する誠実さのアピールにつながります。

ITエンジニアへの志望動機

ITエンジニアを未経験から目指す場合、企業は現在のスキルレベル以上に、自ら新しい技術を継続的に学ぶ知的好奇心と、論理的に物事を考える力を重視する傾向があります。

ITエンジニア向けテンプレート

私が貴社のITエンジニアを志望する理由は、最新の技術を用いて企業の仕組みを支援する貴社の事業方針に深く共感したためです。
私は現在、未経験からエンジニアを目指し、【現在学習している言語やツールの名前】の学習に日々取り組んでおり、【作成した成果物や学習の進捗状況】という成果を出しています。学習の過程で課題を自力で解決するプロセスにやりがいを感じ、技術を磨き続けたいと確信しました。
貴社の充実した教育体制のなかで知識を吸収し、将来的にはプロジェクトの中核を担えるエンジニアとして成長したいと考えております。

アレンジの手順

カッコ部分には、具体的にどんな書籍やオンラインスクールで何を学んでいるのか、どのくらいの学習時間を確保しているのかという事実を記載します。具体的な行動が伴っていることを示すことで、熱意が客観的な事実として伝わりやすくなります。

履歴書の「自己PR」と志望動機はどう違う?連動させる書き方のコツ

履歴書の「自己PR」と志望動機はどう違う?連動させる書き方のコツ

履歴書を作成する際、多くの読者が混同しがちなのが志望動機と自己PRの違いです。この2つは目的が異なりますが、適切に連動させることで履歴書全体の説得力を高めることができます。

志望動機と自己PRの明確な違い

志望動機とは、なぜその会社に入りたいかというベクトルが企業に向いた文章です。企業の魅力や事業内容への共感、将来のキャリアビジョンを中心に記述します。
一方、自己PRとは、自分には何ができるか、どんな強みがあるかというベクトルが自分自身に向いた文章です。過去の経験から得たスキル、性格的な長所、課題解決能力などをアピールします。

両者を連動させるテクニック

履歴書のなかでこの2つの項目をばらばらに書くのではなく、一つのストーリーとしてつなげることが重要です。もしあなたが自己PRで協調性をアピールしたなら、志望動機のなかでも、その協調性が活かせるチームワーク重視の企業風土に惹かれたという文脈を作ります。

具体的には、志望動機の後半部分に自己PRの要素を組み込みます。「私の強みである〇〇という長所は、貴社の〇〇という業務において即戦力として活かすことができると考えております」という構成にすることで、なぜその企業を選んだのかという理由と、自分を採用するメリットが論理的につながります。

こうした論理的な構成が正しくできているかどうか不安な場合は、就職活動の専門家から客観的なアドバイスを受けることが有効です。20代の就職支援実績が豊富なサービスを活用することで、書類選考の通過率を高めるヒントを得られます。

面接対策:履歴書の志望動機に対する「深掘り質問」への答え方

履歴書の志望動機が完成したからといって、安心するのはまだ早いです。実際の面接では、履歴書に書かれた内容をもとに面接官からさまざまな深掘り質問が投げかけられます。

テンプレ丸写しのリスクと回避方法

インターネット上のテンプレや例文をそのまま丸写しすることは、リスクを伴います。
面接官は多くの応募者の書類を見てきているため、借り物の言葉は面接時の深掘り質問で見抜かれる可能性が高いです。面接で深く質問された際、自分の体験に基づいた言葉で答えられず、回答に窮してしまうという事態が想定されます。

このリスクを回避するためには、テンプレをベースにしつつも、必ず1文は自分自身の具体的な体験談を差し替えて入れるべきです。自分が実際に見て、聞いて、感じたエピソードは独自の価値を持ち、面接での説得力を大きく引き上げます。

典型的な深掘り質問と回答のスタンス

面接では、以下のような深掘り質問が一般的になされます。

  • なぜ同業他社ではなく、当社を選んだのですか
  • その強みは、当社の業務の具体的にどの部分で活かせると思いますか
  • 未経験とのことですが、入社前に自主的に勉強していることはありますか

これらの質問に対しては、履歴書に書いた内容をただ繰り返すのではなく、履歴書では書ききれなかった具体的な背景や感情の動きを補足するスタンスで答えます。他社との比較については、企業理念への共感度や独自のサービス体制など、明確な差別化ポイントを自分の言葉で語れるように準備しておくことが重要です。

また、提出先の企業によって、履歴書で求められる文字数が200字や400字など異なる場合があります。文字数に応じた構成の最適化については、指定文字数に合わせた書き分け方を理解しておくことが有利に働きます。

参考記事:ES・履歴書の志望動機は文字数でどう変わる?200字・400字・500字の構成と例文

まとめ:テンプレを「自分の言葉」に変えて自信を持って応募しよう

新卒や第二新卒、未経験の採用において、企業が重視するのは完成されたスキルではなく、仕事に対する熱意や将来に向けたポテンシャルです。豊富な実績がなくても、基本のフォーマットに沿って自分の思いを整理することで、採用担当者に意図が伝わりやすくなる傾向があります。

本記事で紹介した例文やテンプレを足がかりにして、必ずあなた自身の小さな原体験を一つ組み込んでみてください。
完璧な文章を目指す必要はありません。あなたの等身大の言葉と前向きな意欲がしっかりと伝われば、面接へと進む可能性は高まります。
自信を持って履歴書を書き上げ、希望する企業への応募準備を進めてください。

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