西暦・和暦どっち?履歴書の年号の書き方ガイド
この記事の要約
履歴書の年号は、西暦(2024年など)と和暦(令和6年など)のどちらで書いても問題ありません。ただし、応募書類全体で表記を統一することと、改元の年は「令和元年」と書くことが大切です。
この記事では、西暦・和暦の選び方、入学・卒業年度がすぐ分かる早見表、「令和元年」の書き方、算用数字と漢数字の使い分けまでを解説します。迷いやすいポイントを押さえて、自信を持って履歴書を完成させましょう。
履歴書の年号は「西暦・和暦」どちらでもOK!ただし重要なルールあり
履歴書を書き始める際、多くの人が最初に手を止めてしまうのが「年号を西暦で書くべきか、和暦で書くべきか」という疑問です。
履歴書の年号は、西暦(202X年など)で書いても、和暦(令和X年など)で書いても、基本的にはどちらでも問題ありません。法律や採用のルールとして「こちらでなければ不採用になる」という規定は存在しないためです。
しかし、自由に選んでよいからといって、どのように書いてもよいわけではありません。評価を落とさないための重要なルールがあります。それは「応募書類全体で、年号の表記を統一すること」です。
たとえば、学歴欄の入学年月を西暦で書いたなら、卒業年月や職歴欄の入社・退社年月、資格欄の取得年月まで、すべてを西暦で揃える必要があります。学歴が和暦で職歴が西暦のように混在していると、時系列が読みづらくなります。採用担当者は日々多くの履歴書を確認しているため、読みづらい書類は「読み手への配慮が足りない」「確認不足」という印象につながりやすくなります。
さらに、同時に提出する職務経歴書との統一も忘れてはいけません。履歴書は和暦で統一されているのに職務経歴書が西暦、というケースもあります。両方の書類間で表記がずれていると、採用担当者が経歴を照らし合わせる際に、頭の中で西暦と和暦を変換する余計な負担をかけてしまいます。
書類作成に取り掛かる前に、まずは西暦と和暦のどちらで統一するかを決めておくことが重要です。
【早見表】履歴書の西暦・和暦の対応年(入学・卒業計算に)
学歴欄を書くときに手間取りやすいのが、西暦と和暦の変換です。特に平成から令和へ切り替わった年をまたぐと、計算を間違えやすくなります。下の早見表で、自分の入学・卒業・入社の年を確認しておきましょう。
| 西暦 | 和暦 |
|---|---|
| 2016年 | 平成28年 |
| 2017年 | 平成29年 |
| 2018年 | 平成30年 |
| 2019年 | 平成31年(〜4/30)/令和元年(5/1〜) |
| 2020年 | 令和2年 |
| 2021年 | 令和3年 |
| 2022年 | 令和4年 |
| 2023年 | 令和5年 |
| 2024年 | 令和6年 |
| 2025年 | 令和7年 |
和暦から西暦を計算したいときは、「令和の年数 + 2018」で西暦になります(例:令和6年 → 6 + 2018 = 2024年)。平成の場合は「平成の年数 + 1988」です(例:平成30年 → 30 + 1988 = 2018年)。
早見表を使えば、卒業証書や年金手帳を引っ張り出さなくても、おおまかな年の対応をすぐに確認できます。ただし最終的には、公的な書類と照らし合わせて正確な年月を記入するようにしましょう。
西暦・和暦どちらを選ぶ?応募先企業に合わせた選び方のコツ

西暦と和暦のどちらでもよいと言われると、かえってどちらを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。そのような場合は、応募先企業の業界の傾向や、自分の職歴の長さに合わせて選ぶのが有効です。
外資系企業やIT系企業、ベンチャー企業などを志望する場合は、西暦が好まれる傾向があります。これらの企業はグローバルな基準でビジネスを展開していることが多く、社内文書やシステムも西暦で統一されているのが一般的なためです。
一方、歴史の長い日系企業や、公務員などの公的機関を志望する場合は、和暦が馴染みやすい傾向があります。日本の公的な文書や役所の手続きは和暦がベースになっていることが多いためです。
業界の傾向が判断しづらい場合や、複数の業界をまたいで活動している場合は、「計算のしやすさ」で選ぶのも賢明です。転職回数が複数回ある人やアルバイト歴も細かく書きたい人は、西暦で統一しておくと入学・卒業・入社の時系列計算が単純になり、平成から令和への切り替わりでの計算ミスも防げます。
どちらを選ぶにしても、大切なのは「自分が間違いなく書き切れる方を選ぶこと」です。企業は年号の種類そのもので合否を決めることはほとんどありません。それよりも、選んだ年号でミスなく統一された書類を提出することが評価につながります。
「令和1年」はNG!履歴書での「令和元年」の正しい書き方
和暦で書くことを選んだ場合、元号が変わる年は特に注意が必要です。日本の公的な文書では、改元された最初の年は「1年」ではなく「元年」と記載するのがマナーです。履歴書も企業に提出する正式な書類のため、「令和1年」ではなく「令和元年」と表記します。
「令和1年」と書いても直接の不採用理由になることは少ないかもしれませんが、採用担当者から「基本的なビジネスマナーを知らないのでは」という印象を持たれるリスクがあります。20代の転職活動では、ポテンシャルとあわせて社会人としての常識もチェックされる傾向があるため、細かなルール違反は避けたいところです。
特に注意したいのが、平成から令和へ切り替わった年の経歴計算です。
2019年4月30日までの出来事は「平成31年」、2019年5月1日以降の出来事は「令和元年」として扱います。たとえば2019年3月に学校を卒業した場合は「平成31年3月」、同年10月に入社した場合は「令和元年10月」となります。1つの年の中で月によって元号が変わる珍しい年のため、自分の経歴がどちらに該当するかを提出前に確認しておきましょう。
履歴書を作成するときは、記憶だけで年号を書かず、卒業証書や年金手帳などの公的書類と照らし合わせて、正確な元号と年数を記入することをおすすめします。
履歴書の数字は「算用数字」「漢数字」どっち?表記の基本ルール
年号の選び方とともに迷いやすいのが、数字そのものの書き方です。履歴書の数字表記は、フォーマットが「横書き」か「縦書き」かで使い分けます。
| 履歴書の形式 | 数字の表記 |
|---|---|
| 横書き | 算用数字(1、2、3) |
| 縦書き | 漢数字(一、二、三) |
現在、市販やWebでダウンロードできる履歴書の多くは横書きです。そのため、基本的には算用数字を用いるケースが多くなります。住所の番地や電話番号、日付なども、横書きのフォーマットに合わせて算用数字で記入するのが一般的です。
伝統的な縦書きのフォーマットを使う場合は、漢数字を使用します。この場合、「1丁目2番地3号」は「一丁目二番地三号」といった表記になります。
さらに、横書きで算用数字を使う際に見落としがちなのが、「半角数字」と「全角数字」の統一です。Web上で作成すると、入力モードによって半角(123)と全角(123)が混ざりやすくなります。半角と全角が混在すると、文字の幅や間隔が不揃いになり、書類全体の見た目が悪くなります。Webで作成する場合は「すべて半角で入力する」と決め、入力後に見直して揃えましょう。
なお、ふりがなも、項目名が「ふりがな」なら平仮名、「フリガナ」ならカタカナで記入します。数字だけでなく文字の種類も含めて、フォーマットの指定に従い統一感を持たせることが、質の高い履歴書につながります。
採用担当者はここを見る!年号・数字でやってはいけないNG表記まとめ

採用担当者は、履歴書の内容だけでなく「書き方」からも応募者の仕事への姿勢を推し量る傾向があります。ここでは、マイナス評価につながりやすいNG表記を解説します。
アルファベットを用いた年号の略称
よくある失敗が、「S(昭和)」「H(平成)」「R(令和)」といったアルファベットの略称を使うことです。個人的なメモなら便利ですが、正式な書類で略称を使うのはマナー違反とみなされる可能性があります。必ず「昭和」「平成」「令和」と漢字で正確に記述しましょう。
西暦と和暦の混在
履歴書内で西暦と和暦が混在している状態は、厳しく見られる傾向があります。学歴欄は西暦なのに職歴欄は和暦、といったケースは、書類を見直す基本作業を怠っている印象を与えかねません。提出前の確認は必須です。
同上や記号による省略表記
学歴・職歴で年や月が続けて同じになるとき、「同上」や「〃(ノノ字点)」で省略するのはNGです。同じであっても、その都度正確な数字を記入します。省略記号は「手間を惜しんでいる」という印象につながりやすいため避けましょう。
履歴書の年号に関するよくある質問
Q. 履歴書の年号は西暦と和暦どっちがいいですか?
どちらでも問題ありません。外資系・IT・ベンチャーは西暦、歴史の長い日系企業や公的機関は和暦が馴染みやすい傾向があります。迷う場合は、計算ミスが起きにくい西暦で統一するのがおすすめです。大切なのは、履歴書と職務経歴書を通して表記を揃えることです。
Q. 履歴書は西暦で書いても大丈夫ですか?
大丈夫です。西暦で書いても不利になることはありません。むしろ、平成から令和への切り替わりを含む経歴では、西暦の方が入学・卒業・入社の計算が単純になり、ミスを防ぎやすくなります。
Q. 学歴欄の年号だけ西暦にしてもいいですか?
避けましょう。学歴欄だけ西暦で職歴欄が和暦、というように欄ごとに変えると、書類全体で表記が混在してしまいます。学歴・職歴・資格など、すべての欄で同じ表記に統一してください。
Q. 年号をアルファベット(S・H・R)で略しても問題ありませんか?
問題があります。履歴書は正式なビジネス文書のため、「昭和」「平成」「令和」と漢字で正確に書きます。アルファベットの略称はマナー違反とみなされる可能性があります。
まとめ:提出前の最終チェック!年号と数字の統一を確認しよう
履歴書の作成では、細かなルールを守って正確に記述できているかが、最初の評価の分かれ道になります。以下のポイントを、提出前の最終チェックリストとして活用してください。
- 履歴書と職務経歴書の両方で、年号の表記(西暦または和暦)を統一しているか
- 応募先企業の傾向や、自身の計算のしやすさを考慮して年号を選択できているか
- 改元された年は「令和1年」ではなく「令和元年」と正しく表記しているか
- 横書きの履歴書には算用数字を、縦書きには漢数字を使用しているか
- Web作成の場合、算用数字の半角・全角が綺麗に統一されているか
- 年号のアルファベット略称や「同上」などの省略記号を使用していないか
こうした基本を守って丁寧に作り込まれた履歴書は、それだけで「仕事が丁寧で、安心して任せられる」という印象につながります。本記事の早見表とチェックリストを参考に最終確認を行い、自信を持って応募書類を提出してください。あなたの転職活動がうまくいくことを応援しています。