LHH転職エージェント(旧Spring)の評判は?外資・専門職に強い理由と活用法
この記事の要約
「今のスキルを活かして、もっと評価される環境へ行きたい」「外資系企業に挑戦して年収を上げたい」と考えていても、どの転職エージェントを使えばよいか迷ってしまうことはありませんか?
大手のエージェントに登録したものの、希望と違う求人が大量に送られてきたり、担当者が業界の専門用語を理解してくれなかったりと、ミスマッチに悩むケースは少なくありません。自分の市場価値を正しく理解し、質の高い提案をしてくれるパートナーが必要です。
この記事では、アデコグループが運営する「LHH転職エージェント(旧Spring転職エージェント)」について解説します。企業と求職者の双方を1人のコンサルタントが担当する「一気通貫型」の仕組みや、外資系・専門職への強み、そして利用する際の注意点まで詳しく紹介します。
LHH転職エージェント(旧Spring)とは?3つの特徴
LHH転職エージェントは、世界最大級の総合人財サービス企業「アデコグループ(Adecco Group)」が運営する転職支援サービスです。以前は「Spring転職エージェント」という名称で親しまれていましたが、現在はブランド統合により「LHH」として展開されています。
国内の大手総合型エージェントとは異なる独自の特徴を持っており、特に「専門性」と「マッチングの質」を重視する求職者から評価されています。
1. 企業と求職者を繋ぐ「360度式コンサルティング」
LHH転職エージェントの最大の特徴は、1人のコンサルタントが「企業の採用担当」と「求職者(あなた)」の両方を担当する「一気通貫型(両面型)」の体制をとっている点です。
一般的な大手エージェントでは、企業担当と求職者担当が分かれている「分業型」が多く、情報伝達の際にニュアンスが抜け落ちてしまうことがあります。しかし、LHH転職エージェントでは担当者が直接企業からヒアリングを行っているため、以下のような深い情報を得ることが可能です。
- 現場が本当に求めているスキルセット
- 募集要項には書かれていない「社風」や「部署の雰囲気」
- 上司となる人物の人柄やマネジメント方針
情報の「また聞き」が発生しないため、ミスマッチが起こりにくく、納得感のある求人紹介を受けられる可能性が高まります。
2. 職種別担当制による高い専門性
多くのエージェントでは業界ごとに担当が分かれていますが、LHH転職エージェントでは「職種別」に専門の部門を設けています。
営業職、ITエンジニア、管理部門(経理・人事・法務)、マーケティング、製造エンジニアなど、それぞれの職種に精通したコンサルタントが在籍しています。そのため、専門的な業務内容やスキルの価値を正しく理解してもらうことができ、「話が通じない」というストレスを感じにくいのが特徴です。
3. グローバルネットワークを活かした求人提案
運営元であるアデコグループは世界60の国と地域でサービスを展開しており、その強力なネットワークを活かした求人を保有しています。
特に外資系企業や、海外展開を積極的に行っている国内グローバル企業の求人に強みを持っています。英語力を活かしたい方や、日系企業とは異なる評価制度を持つ外資系へのキャリアチェンジを目指す方にとって、選択肢を広げるきっかけとなるでしょう。
LHH転職エージェントの公開求人数は、約16,000件(25年11月時点)です。リクルートエージェントやdodaといった国内最大手と比較すると数は控えめですが、これは「量より質」を重視し、独自の非公開求人やマッチ度の高い案件を厳選して保有しているためと考えられます。
LHH転職エージェントを利用するメリット・良い評判
360度式コンサルティングという独自のスタイルは、利用者にとって具体的にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。ここでは、実際に利用した際に感じられる良さを3つのポイントで解説します。
ミスマッチの少ない精度の高いマッチング
LHH転職エージェントでは、担当者が企業のニーズを肌感覚で理解しています。そのため、「とりあえず条件に合うものを大量に送る」という機械的な対応ではなく、「あなたの経験がこの企業のこの課題解決に役立つ」という根拠に基づいた提案が行われます。
結果として、応募した企業との面接に進んだ際も「聞いていた話と違う」というギャップが少なく、スムーズに選考が進む傾向があります。
企業のリアルな情報を事前に知れる
転職活動において、入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐことは非常に重要です。
LHH転職エージェントのコンサルタントは採用担当者や現場責任者と直接やり取りをしているため、公式Webサイトや求人票からは読み取れない「裏側の情報」を持っています。企業の課題や将来性、実際の働き方など、意思決定に必要なリアルな情報を得られる点は大きなメリットです。
書類選考の通過率向上を期待できる
企業担当を兼ねているコンサルタントは、採用担当者が「どの部分を重視して書類を見ているか」を知り尽くしています。
そのため、職務経歴書の添削においても、「この企業に応募するなら、この実績をもっと強調すべき」「この表現は好まれない」といった具体的かつ戦略的なアドバイスを受けることができます。また、応募時にはコンサルタントからの強力な推薦状が添えられるため、あなたの強みが企業側に伝わりやすくなります。
利用前に知っておくべき注意点・デメリット
質の高いサービスを提供している一方で、利用する人の状況によってはデメリットに感じる部分もあります。登録後に後悔しないよう、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。
未経験やスキル不足の場合は紹介が難しい
LHH転職エージェントは「即戦力」を求める求人が中心であり、ハイクラス・ミドル層向けの案件が多くを占めます。そのため、社会人経験が浅い場合や、未経験の職種へキャリアチェンジを希望する場合は、「紹介できる求人がありません」と判断される可能性が高いです。
いわゆる「お断り」の連絡が来ることもありますが、これはあなたの人間性が否定されたわけではなく、あくまで保有求人とのマッチングの問題であると捉えてください。
求人の総量は大手ほど多くない
前述の通り、求人数は約16,000件(25年11月時点)であり、数十万件の求人を保有する大手総合型エージェントと比較すると規模は小さくなります。
幅広く数多くの求人を見たい方や、とにかくたくさんの選択肢の中から選びたい方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。そのため、情報収集の漏れを防ぐには他社との併用が推奨されます。
受け身の姿勢ではサポートを受けにくい
コンサルタントは「転職意欲が高く、企業に推薦できる人材」を優先してサポートする傾向があります。
自分から連絡をせず、ただ求人が送られてくるのを待っているだけの「受け身」の姿勢だと、連絡頻度が下がったり、サポートが手薄になったりすることがあります。積極的に希望を伝え、コミュニケーションを取る姿勢が求められます。
LHH転職エージェントがおすすめな人・向いていない人
ここまでの特徴を踏まえ、LHH転職エージェントがどのような人に適しているのかを整理します。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
おすすめな人
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専門スキルを持つ30代〜40代の方 営業、IT、経理、人事などの特定職種で実績があり、さらなるキャリアアップや年収アップを目指している方に最適です。
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外資系企業やグローバル企業に興味がある方 アデコグループのネットワークを活用し、英語力を活かせる環境や成果主義の環境を探している方におすすめです。
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「量」より「質」を重視したい方 大量の求人メールに疲弊することなく、自分に本当に合った厳選された求人をじっくり検討したい方に向いています。
向いていない人
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社会人経験が浅い・第二新卒の方 スキルや経験が重視されるため、ポテンシャル採用を狙う場合は「マイナビジョブ20’s」や「第二新卒エージェントneo」など、若手向けサービスの方がマッチします。
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未経験職種へ挑戦したい方 即戦力採用が基本であるため、未経験OKの求人は少ない傾向にあります。
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とにかく大量の求人を見たい方 数で勝負するなら「リクルートエージェント」や「doda」の方が満足度は高くなるでしょう。
内定率を高める!LHH転職エージェントの賢い活用術
LHH転職エージェントを利用して理想の転職を実現するためには、ただ登録するだけでなく、賢く使い倒すことが重要です。ここでは具体的な活用テクニックを紹介します。
職務経歴書の完成度をプロ視点で上げる
コンサルタントは企業の採用基準を知り尽くしています。登録後の面談では、ぜひ職務経歴書の添削を依頼してください。「事実を羅列しただけの経歴書」から「会ってみたいと思わせるプレゼン資料」へとブラッシュアップすることで、書類選考の通過率は格段に上がります。
「すぐに転職したい」という意欲を見せる
エージェントはビジネスとして人材紹介を行っているため、転職する見込みが高い人(=売上になる人)を優先的に対応します。
面談の際や日々の連絡において、「良い求人があればすぐにでも応募したい」「3ヶ月以内の入社を目指している」といった意欲を明確に伝えましょう。本気度が伝われば、非公開求人などの優先度の高い案件を紹介してもらいやすくなります。
他社エージェントとの「ポートフォリオ戦略」
LHH転職エージェントを「本命・質重視」のエージェントとして位置づけつつ、求人数をカバーするために他社を併用するのが賢い戦略です。
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JACリクルートメント 同じく両面型(一気通貫)でハイクラスに強いエージェント。LHHと併用することで、高年収帯の求人を網羅しやすくなります。
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ビズリーチ スカウト型のサイトです。レジュメを登録しておけば企業やヘッドハンターから直接声がかかるため、自分の市場価値を測るのに役立ちます。
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リクルートエージェント 業界最大級の求人数を誇ります。「LHHになかった求人を拾う」という目的でサブとして活用するのがおすすめです。
このように役割分担をすることで、機会損失を防ぎながら効率的に転職活動を進めることができます。
登録から内定・入社までの流れ
LHH転職エージェントを利用する際の基本的なフローを解説します。登録から入社まで、担当コンサルタントが伴走してくれます。
Step 1. Webサイトから登録
公式サイトの登録フォームから申し込みを行います。所要時間は約3〜5分程度です。ここで入力する職務経歴や希望条件が最初の判断材料となるため、できるだけ詳細に入力することが、良い担当者についてもらうコツです。
Step 2. 面談(カウンセリング)
担当のコンサルタントと面談を行います。現在はオンラインや電話での実施が主流です。これまでのキャリアの棚卸しや、今後のキャリアプラン、希望条件などをじっくり話し合います。漠然とした悩みでも、プロが整理してくれるので安心してください。
Step 3. 求人紹介
面談の内容に基づき、あなたに合った求人が紹介されます。なぜこの企業がおすすめなのか、その根拠や企業の詳細情報についても説明を受けられます。納得できなければ無理に応募する必要はありません。
Step 4. 応募・面接
応募したい企業が決まったら、コンサルタントを通じて応募手続きを行います。推薦状の作成や面接日程の調整も代行してくれます。面接前には、過去の質問事例や企業ごとの傾向を踏まえた対策アドバイスを受けられます。
Step 5. 内定・年収交渉・入社
内定が出た後は、自分では言い出しにくい年収や入社日の交渉をコンサルタントが代行してくれます。退職手続きのアドバイスも受けられるため、現職を円満に退職し、新しいキャリアをスタートさせる準備を整えられます。
まとめ:自分の市場価値を正しく評価してもらうために
転職活動において「求人の数」は大切ですが、それ以上に重要なのは「自分を正しく評価してくれる企業に出会えるか」という点です。
LHH転職エージェントは、360度式コンサルティングという独自のスタイルで、企業と求職者の双方を深く理解し、精度の高いマッチングを提供しています。特に「今の仕事で培った専門性を評価してほしい」「情報の行き違いによるミスマッチを避けたい」と考えている方にとっては、非常に頼もしいパートナーとなるはずです。
もしあなたが自分のキャリアに自信を持ち、次のステージへ進みたいと考えているなら、まずはLHH転職エージェントに登録し、プロのコンサルタントと話をしてみることをおすすめします。あなたの市場価値を最大限に引き出す転職活動を、ここから始めましょう。