日本の転職サイト利用者数・満足度ランキング2026|データ比較
この記事の要約
転職サイトや転職エージェントといった転職メディアを選ぶとき、多くのランキング記事は編集部の主観で順位を付けています。しかし「実際にどのサービスが多くの人に使われているのか」「利用者の満足度はどうか」といった客観的な事実は、主観のおすすめとは別の指標です。
この記事では、第三者機関や運営会社が公表しているデータをもとに、日本の主要な転職サイト・転職エージェントを比較します。使う指標は、利用規模を示す「訪問数」、利用者評価を示す「顧客満足度調査」、そして規模の目安となる「会員数」の3つです。
利用規模ではdoda・マイナビ転職・リクナビNEXTが上位に並び、顧客満足度調査ではマイナビ転職エージェントやエン転職、JACリクルートメントが各部門で高い評価を得ています。データを踏まえたうえで、タイプ別・目的別の選び方まで整理しました。
データで見る転職サイトの比較
転職サイトの比較は、主観的な「おすすめ度」だけでなく、公表されている客観データで見ると全体像がつかみやすくなります。ここでは利用規模・満足度・会員数という3つの指標で主要サービスを整理します。
まず全体像を一覧で示します。数値の詳細と出典は次のセクション以降で解説します。向いている人の欄は、各サービスのタイプとデータ上の特徴から整理したものです。
| サービス | タイプ | 客観データでの位置づけ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| doda(デューダ) | サイト+エージェント | 訪問数が最も多い(利用規模で上位) | 自分で探しつつ紹介も受けたい人 |
| マイナビ転職 | サイト | 訪問数が上位 | 幅広い求人を自分で探したい人 |
| リクナビNEXT | サイト | 訪問数が上位・会員数の規模が大きい | 自分のペースで探したい人 |
| マイナビ転職エージェント | エージェント | 顧客満足度調査の総合で高評価 | サポート重視の20〜30代 |
| パソナキャリア | エージェント | 顧客満足度調査の総合で上位 | 丁寧なカウンセリングを求める人 |
| JACリクルートメント | エージェント | 顧客満足度調査のハイクラス部門で高評価 | 管理職・専門職・外資志向 |
| エン転職 | サイト | 顧客満足度調査のサイト部門で高評価 | 口コミも見て選びたい人 |
| ビズリーチ(BIZREACH) | スカウト型 | ハイクラス層のスカウトに特化 | 市場価値を試したい実力者 |
訪問数は「どれだけ多くの人がアクセスしているか」という利用規模の目安であり、求人の件数やサービスの優劣を直接示すものではありません。顧客満足度調査は実際の利用者アンケートに基づく評価で、部門(エージェント/サイト/ハイクラス)ごとに分かれています。数値は集計時点のもので、時期により変動します。あくまで選択の参考材料として活用してください。
利用者数で見るランキング
最も多くの人に使われている転職サイトを利用規模(市場でのシェアの目安)で見ると、上位はdoda・マイナビ転職・リクナビNEXTの3サービスです。株式会社リソースクリエイションの求人サイト訪問数ランキング(2025年12月〜2026年2月の3か月合計)によると、中途採用向けサイトの訪問数はdodaが約4,672万で最も多く、次いでマイナビ転職が約4,099万、リクナビNEXTが約1,716万と続きます。
この順位は同社の過去の集計でも大きく変わっておらず、dodaが利用規模で先行する傾向が続いています。会員数の面でも、パーソルキャリアの「doda会員レポート(2025年7月発行)」によれば、dodaの会員数は2025年6月末時点で約990万人にのぼります。リクナビNEXTも会員数が1,000万人を超えるとされ、いずれも自分で求人を探す人の登録先として規模の大きいサービスです。
「求人数が一番多い転職サイトはどこか」と気になる方も多いでしょう。求人の件数は時期や集計方法で変わり、正確な比較が難しいため本記事では件数を掲載しませんが、規模の目安としては、doda・リクルートエージェント・リクナビNEXTのような大手総合型が、業界や職種を問わず幅広い求人を扱う傾向にあります。まず総合型を1つ登録して求人の広さを確保する、という選び方が現実的です。
満足度で見るランキング
利用者の評価という視点では、オリコン顧客満足度ランキング(2025年)が参考になります。この調査は実際にサービスを利用した人へのアンケートに基づき、部門ごとに評価を発表しています。主観的な「おすすめ」ではなく、利用者の声を数値化した指標として確認しておく価値があります。
転職エージェント部門の総合では、マイナビ転職エージェントが3年連続で総合1位に選ばれ、「利用のしやすさ」「紹介求人の質」などの項目で高い評価を得ています。3位にはパソナキャリアが入り、丁寧なカウンセリングへの評価がうかがえます。サポートの質を重視する人にとって、これらのエージェントは有力な候補になります。
ハイクラス・ミドルクラス転職の部門では、JACリクルートメントが7年連続で総合1位を獲得しています。外資系企業や管理職・専門職の求人に強く、企業と求職者の双方を同じコンサルタントが担当する体制で、精度の高いマッチングが期待できます。年収600万円以上のキャリアアップを狙う層に向いた評価です。
自分で求人を探す転職サイト部門では、エン転職が8年連続で1位に選ばれており、「サイト・アプリの使いやすさ」を含む複数の項目で高評価を得ています。口コミや取材記事を参考にしながら自分のペースで探したい人に向いています。
タイプ別に選ぶ主要サービス
転職サービスは大きく「大手総合型」「ハイクラス・スカウト型」「特化型・属性別」の3タイプに分かれます。データ上の位置づけと、それぞれが向いている人・向いていない人を合わせて整理します。自分の状況に近いタイプから選ぶと迷いにくくなります。
大手総合型
幅広い業界・職種の求人を扱い、利用規模も大きいのが大手総合型です。求人の広さを確保したい人や、初めての転職で選択肢を多く見たい人に向いています。一方で、担当者との相性や連絡量が合わないと感じる場合もあるため、複数を比較するのが無難です。
リクルートエージェントは大手総合型の代表で、幅広い業界・職種をカバーしています。dodaは自分で探すサイト機能とエージェント機能を1つのIDで併用でき、利用規模も上位です。マイナビ転職エージェントは前述のとおり満足度調査で高評価で、20〜30代のサポートに定評があります。
ハイクラス・スカウト型
職務経歴を登録して企業やヘッドハンターからのオファーを待つのがスカウト型です。現職が忙しく求人を探す時間がない人や、自分の市場価値を客観的に確かめたい人に向いています。経歴によってはオファーが少ない場合もあるため、総合型と併用すると機会を確保しやすくなります。
ビズリーチは即戦力・ハイクラス層のスカウトに特化したサービスで、年収の高い求人が多く集まる傾向があります。リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営するスカウトサービスで、ヘッドハンターと直接やり取りするスタイルです。前述のJACリクルートメントも、ハイクラス層には有力な選択肢です。
特化型・属性別
特定の業界や年代、性別に絞ったサービスは、条件が合えば大手以上に相性の良い求人に出会えることがあります。逆に、対象から外れるとオファーや求人が少なくなるため、自分の属性に合うかを見極めて使うのがポイントです。
IT・Web業界ならGreenやレバテックキャリアが専門性の高い求人とアドバイスを提供しています。20代・第二新卒であればマイナビジョブ20’sやRe就活が未経験歓迎の求人を多く扱い、女性のキャリアには女の転職type、首都圏のエンジニア・営業職にはtype転職エージェントが選択肢になります。
データを踏まえた目的別の選び方
同じデータでも、重視するポイントによって選ぶべきサービスは変わります。ここまでの客観データを、目的別の判断にどう活かすかを整理します。まず自分が何を優先したいかを1つ決めると、登録先を絞り込みやすくなります。
- 求人の広さを重視する
- doda・リクルートエージェント・リクナビNEXTのような大手総合型を軸にする。幅広い業界・職種を扱い、利用規模も大きい。
- 自分の市場価値を測りたい
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどのスカウト型に登録し、届くオファーの年収帯や企業を確認する。
- サポートの質を重視する
- 顧客満足度調査で上位のマイナビ転職エージェントやパソナキャリア、ハイクラスならJACリクルートメントを候補にする。
- 自分のペースで探したい
- エン転職やリクナビNEXTなど、口コミや検索機能が充実した転職サイトを中心に使う。
いずれの場合も、1つのサービスだけに頼るとオファーや求人が偏りやすくなります。タイプの異なる2〜3社に登録し、総合型で求人の広さを確保しつつ、スカウト型で市場価値を測るといった組み合わせが現実的です。登録後は職務経歴の情報を新しく保つと、紹介やスカウトの精度が上がりやすくなります。
よくある質問
Q. 日本で一番使われている転職サイトはどこですか?
利用規模を示す訪問数のデータで見ると、中途採用向けの転職サイトではdodaが最も多く、次いでマイナビ転職、リクナビNEXTが続きます(株式会社リソースクリエイションの求人サイト訪問数ランキング、2025年12月〜2026年2月の3か月合計)。ただし訪問数が多いことと自分に合うことは別なので、規模は参考の一つとして捉えてください。
Q. 求人数が一番多い転職サイトはどれですか?
求人の件数は時期や集計方法によって変わり、正確な横並び比較が難しいため、本記事では件数を掲載していません。規模の目安としては、doda・リクルートエージェント・リクナビNEXTといった大手総合型が幅広い求人を扱う傾向があります。求人の広さを求めるなら、まず総合型を1社登録するとよいでしょう。
Q. 満足度が高い転職サービスはどこですか?
オリコン顧客満足度ランキング(2025年)では、転職エージェント総合でマイナビ転職エージェントが3年連続1位、ハイクラス・ミドルクラス部門でJACリクルートメントが7年連続1位、転職サイト部門でエン転職が8年連続1位に選ばれています。重視する部門に合わせて確認するとよいでしょう。
Q. 転職サイトは何社くらい登録すればよいですか?
タイプの異なる2〜3社を目安にするとバランスを取りやすくなります。総合型で求人の広さを確保し、スカウト型で市場価値を測り、必要に応じて特化型を足す、といった組み合わせが使いやすい構成です。多すぎると連絡の管理が負担になるため、まずは2社から始めても問題ありません。
まとめ
転職サイト選びは、編集部の主観的なおすすめだけで決めるより、公表されている客観データを合わせて見るほうが納得感を持って選べます。利用規模ではdoda・マイナビ転職・リクナビNEXTが上位、顧客満足度調査ではマイナビ転職エージェント・JACリクルートメント・エン転職が各部門で高い評価を得ている、というのが本記事で確認した事実です。
この記事で挙げた指標のうち、まず自分が優先したいものを1つ選んでみてください。求人の広さなら大手総合型、市場価値の確認ならスカウト型、サポート重視なら満足度上位のエージェント、という形でタイプを絞り、性格の異なる2社に登録するところから始めると、データを自分の転職活動に活かせます。