天職みつかーる
更新日:2026/05/27

履歴書を封筒に入れるマナー|封筒のサイズ選びやクリアファイルの使い方

履歴書を封筒に入れるマナー|封筒のサイズ選びやクリアファイルの使い方

この記事の要約

履歴書や職務経歴書を作成した後、「どのサイズの封筒を選べばいいのか」「どう折って、どのような順番で入れればいいのか」と悩む方は少なくありません。
応募書類の扱いや封筒の選び方は、あなたのビジネスマナーを採用担当者に伝える重要な第一印象となります。

この記事では、履歴書を封筒に入れる際の適切なサイズや色の選び方から、クリアファイルを用いた正しい重ね方、のり付け(〆)のマナーまでを解説します。

履歴書は必ず封筒に入れるべき?

結論からお伝えすると、履歴書や職務経歴書などの応募書類は、郵送する場合でも面接に手渡しで持参する場合でも、封筒に入れて扱うのが一般的なビジネスマナーです。
これには、書類の汚損を防ぐという物理的な理由と、重要な個人情報を保護するというセキュリティ上の理由の2つがあります。

書類をむき出しで持ち歩くリスク

もし履歴書をカバンの中に直接入れて持ち歩いた場合、端が折れ曲がったり、飲み物の水滴や汚れが付着したりするリスクが高まります。
採用担当者は、提出された書類の状態から「この人物は仕事でも丁寧な作業ができるか」「機密書類を適切に扱えるか」を注意深く見ている可能性があります。
そのため、折れ曲がったり汚れたりした履歴書を提出することは、「常識がない」「配慮に欠ける」というマイナスの印象を与える要因になりかねません。

封筒は書類を守るための「ジャケット」のような役割を果たします。
手渡しですぐに封筒から出して提出する場合であっても、自宅から面接会場までの移動中は封筒(およびクリアファイル)に入れて保護することが推奨されます。

応募書類を封筒に入れる準備が整った後の「宛名の書き方」や「郵便局での送付手続き」といった郵送マナーの全体像について知りたい方は、以下の参考記事もあわせて確認してください。

参考記事:失敗しない!履歴書・応募書類の封筒の書き方と郵送マナーガイド

履歴書を入れる封筒の選び方(サイズ・色・種類)

履歴書を入れる封筒は、文房具店やコンビニエンスストアなどでさまざまな種類が販売されています。
しかし、ビジネスの場において「どれを選んでもよい」というわけではありません。
ここでは、採用担当者に好印象を与えるための適切な「色」と「サイズ」の選び方を解説します。

封筒の色は「白封筒」を選ぶのが基本

履歴書やエントリーシートを入れる封筒は、白色の「白封筒」を選ぶことが推奨されます。
企業には毎日、取引先からの請求書やダイレクトメールなど、多数の郵便物が届きます。
その多くは茶封筒(クラフト封筒)を使用しているため、あなたの履歴書を茶封筒で送ってしまうと、他の一般書類に紛れてしまい、担当者の手元に届くのが遅れたり見落とされたりするリスクが考えられます。

一方、白封筒には「重要書類が入っている」というサインを視覚的に伝える効果があります。
また、清潔感や誠実な印象を与えやすいため、採用活動のようなフォーマルな場面に最適です。
ただし、手元にどうしても茶封筒しかない場合、茶封筒を使ったからといって直ちに不採用になるわけではありません。
その場合は、封筒の表面に赤字で「履歴書在中」と目立つように記載し、重要な書類であることをアピールする工夫が必要です。

A4・B5サイズの書類を入れるなら「角形2号(角2)」

封筒のサイズは、書類を一切折らずに収納できる「角形2号(角2)」を選ぶとよいでしょう。
市販の履歴書は、見開くとA3サイズ(片面A4)またはB4サイズ(片面B5)になるものが一般的です。
どちらのサイズであっても、半分に閉じた状態(A4またはB5)のまま、折らずに角形2号の封筒に入れるのがベストです。

封筒のサイズと特徴を以下の表にまとめます。

封筒の規格寸法(目安)履歴書送付における適性
角形2号(角2)240mm × 332mm最適。A4書類とクリアファイルが余裕を持って入るサイズです。
角形A4号228mm × 312mm不適。A4用紙は入りますが、クリアファイルを入れると窮屈になります。
長形3号(長3)120mm × 235mm条件付きで可。書類を三つ折りにする必要があります。

よくある間違いとして「角形A4号」を選んでしまうケースがあります。
角形A4号は、A4サイズの用紙がぴったり入る寸法で作られているため、後述する「A4サイズのクリアファイル」を挟もうとすると、封筒の幅が足りずに破れてしまったり、書類が波打ってしまったりする可能性が高いです。
そのため、ゆとりのある「角形2号」を選ぶようにしてください。

履歴書・職務経歴書の折り方

履歴書・職務経歴書の折り方

封筒のサイズが決まったら、次は書類の折り方です。
ビジネス書類において、無用な折り目をつけることはマナー違反とされています。
ここでは、状況に応じた書類の折り方を解説します。

パソコンで作成したA4書類は「折らない」

WordやExcelなどのパソコンソフトを使用してA4サイズの用紙に印刷した履歴書、職務経歴書、エントリーシートは、一切折らずにそのままの状態で提出するのが基本です。
採用担当者は、届いた書類をコピーしたり、スキャナーで読み込んで社内システムに保存したりする可能性があります。
書類に折り目がついていると、コピーの際に影が入ったり、自動給紙機に詰まったりして、担当者に余計な手間をかけさせてしまいます。
そのため、A4用紙で出力した書類は「無傷の平らな状態」で角形2号封筒に入れるのが親切な方法です。

市販のB4・A3履歴書は中央の折り目のみの「二つ折り」

文房具店などで購入できる市販の履歴書(見開きB4またはA3サイズ)には、最初から中央に折り目がついています。
この場合は、その元からある折り目に従って半分に閉じる「二つ折り」の状態にします。
それ以上小さく折りたたむ必要はありません。
二つ折りにした状態(B5またはA4サイズ)で、そのまま角形2号封筒に収納します。

長形3号封筒を使用する場合の「三つ折り」の手順

人材紹介会社からの指定や、市販の履歴書セットに付属している長形3号封筒を使用せざるを得ない場合は、書類を「三つ折り」にして封入します。
三つ折りにする際は、適当に折るのではなく、相手が開いたときに文字がすぐに読める配慮が必要です。

具体的な三つ折りの手順は以下の通りです。

  1. 履歴書の印字面(文字が書かれている面)を上にして机に置きます。
  2. 下から3分の1の部分を、上に向かって折り上げます。
  3. 次に、上から3分の1の部分を、下に向かって折り下げて被せます。
  4. 定規などを軽く当てて、折り目がまっすぐになるように整えます。

この手順で折ることで、採用担当者が封筒から書類を取り出して開いた際、最初に氏名や写真のある一番上の部分が目に飛び込んでくるため、スムーズに確認を始めることができます。

応募書類を重ねる順番とクリアファイルの活用法

複数の書類を同封する場合、適当な順番で入れてしまうと、採用担当者が中身を整理する手間が増えてしまいます。
ここでは、書類の正しい重ね順と、その書類をクリアファイルに入れたほうがよい理由について解説します。

応募書類を重ねる正しい順番

封筒から取り出した際に、採用担当者が一番上にくる書類から順に読めるよう、以下の順番で重ねるのが一般的なビジネスマナーです。

  1. 添え状(送付状・カバーレター)
  2. 履歴書
  3. 職務経歴書
  4. その他の書類(エントリーシート、ポートフォリオ、資格証明書のコピーなど)

一番上に来る「添え状(送付状)」は、「誰から、何の書類が、何枚送られてきたのか」を示す目録の役割と、挨拶状の役割を兼ね備えています。
そのため、必ずすべての書類の一番上に配置してください。

無色透明のクリアファイルを使用する

順番通りに重ねた書類は、そのまま直接封筒に入れるのではなく、「新品の無色透明なA4クリアファイル」に挟んでから封入することを推奨します。
色付きやキャラクターがプリントされたものはビジネスシーンには不適切なため避けてください。

もしあなたがこの手順で書類をクリアファイルに入れれば、以下の3つの大きなメリットを得ることができます。

  • 郵送中の雨や湿気による水濡れから、インクのにじみを防ぐことができます。
  • 配達員が他の郵便物と一緒に束ねた際にも、書類に折れ目やシワがつくのを防ぎます。
  • 採用担当者が封筒を開けた瞬間に、「細やかな気配りとリスク管理ができる優秀な人物だ」というポジティブな印象を与えられます。

クリアファイルは数十円から購入できる安価なアイテムですが、これを使用するかしないかで、あなたのビジネスマナーに対する評価が変わる可能性が高いと言えます。

履歴書を封筒に入れる手順とのり付け(〆・留め方)のマナー

書類の準備が整ったら、いよいよ封筒に封入して口を閉じます。
ここでは、封筒に入れる向きから、のり付け(封緘)までの手順を解説します。

書類の表面と封筒の表面を合わせる

クリアファイルに挟んだ書類一式を封筒に入れる際は、「向き」に注意します。
封筒の表面(宛名や自分の住所を書く面)と、書類の表面(添え状や履歴書の氏名が書かれている面)の向きを合わせて入れます。
また、封筒の上下と書類の上下も揃えます。
これにより、採用担当者がハサミで封を開けて中身を取り出した際、すぐに書類の文字を読み始めることができます。

のり付けは「スティックのり」か「両面テープ」を使用する

封筒のフラップ(蓋)を閉じる際は、液体のりの使用は避けるのが無難です。
液体のりは水分が多いため、封筒の口が波打ってシワになりやすく、見栄えが悪くなる傾向があります。
また、はみ出したのりが中身の書類に付着してしまうリスクも考えられます。

封筒をきれいに閉じるためには、水分が少ない「スティックのり」か「両面テープ」を使用することを推奨します。
端から端まで隙間なくしっかりと塗布し、途中で剥がれないように確実に密着させてください。
セロハンテープやマスキングテープで外側から留める方法は、ビジネス文書においてはマナー違反とされるため厳禁です。

フラップの綴じ目に「〆」を記入する(封緘)

のり付けをしてしっかりと口を閉じたら、フラップ(蓋)と封筒本体の境目の中央に「〆(しめ)」というマークを書き入れます。
これを「封緘(ふうかん)」と呼び、「私が確実に封をしました。途中で誰も開けていません」という証明の意味を持ちます。

「〆」の文字は、黒の油性ボールペンやサインペンを使用し、はっきりと少し大きめに書きます。
よくある間違いとして「×(バッテン)」を書いてしまう方がいますが、これはマナー違反となるため、必ず漢字の「〆」を書くよう注意してください。

【注意】郵送時の切手料金(定形外郵便)の目安とリスク

角形2号封筒を使用して応募書類一式を郵送する場合、一般的な「定形郵便」ではなく「定形外郵便(規格内)」という扱いになり、重量によって切手料金が変動します。
料金不足で企業に届いてしまう(または自分の手元に返送されてしまう)という致命的なミスを防ぐため、以下の重量目安を把握しておきましょう。

  • 角形2号封筒の重さ:約15〜17g
  • A4クリアファイルの重さ:約20〜25g
  • A4コピー用紙1枚の重さ:約4g

このように、角2封筒とクリアファイルを合わせるだけで、書類を入れなくてもすでに約35〜42gに達します。 A4用紙1枚のみであれば50g以内(140円)に収まる可能性が高いですが、添え状、履歴書、職務経歴書など書類が複数枚になると50gを超過するリスクが高くなります。
そのため、100g以内(180円)の料金が適用されると見込むか、投函前に郵便局の窓口へ持ち込み、正確に計量してもらった上で適切な料金を支払うことが最も安全な方法です。

郵送と手渡し(面接持参)での封筒の扱いの違い

郵送と手渡し(面接持参)での封筒の扱いの違い

履歴書を企業に提出する方法は、郵送だけではありません。
面接の当日に直接持参して、手渡しするケースも多くあります。
手渡しの場合、郵送時とは封筒の扱い方が一部異なるため注意が必要です。

手渡しの場合の封筒の基本ルール

手渡しで応募書類を持参する場合、封筒は「郵便物を送るための箱」ではなく、「書類を持ち運ぶための保護ケース」という役割に変わります。
そのため、以下の2点が郵送時と異なります。

  • 宛名は書かない
    • 郵送するわけではないため、封筒の表面に企業の住所や担当者名を書く必要はありません。ただし、裏面の左下には自分の住所と氏名を記入し、誰の書類が入っているのかを明記します。
  • のり付け(〆)はしない
    • 面接官や受付の担当者がすぐに中身を取り出せるよう、フラップ(蓋)は折るだけで、のり付けや「〆」の記入は行いません。

渡す相手によって渡し方を変える

持参した書類を誰に渡すかによって、渡し方のマナーが異なります。

  • 受付の担当者に渡す場合
    • 受付で「応募書類を提出してください」と言われた場合は、封筒に入れたままの状態で提出します。相手から見て文字が正しく読める向きにして、両手で丁寧に差し出します。
  • 面接官に直接渡す場合
    • 面接室に入り、面接官に直接提出するよう指示された場合は、その場で封筒からクリアファイルごと書類を取り出します。取り出した書類を封筒の上に重ねて下敷きにし、面接官がすぐに文字を読める向きで両手を使って手渡します。

手渡しの場合でも、書類をクリアファイルに挟むことや、書類を重ねる順番については郵送時と全く同じルールが適用されます。

まとめ

履歴書や職務経歴書を封筒に入れる際のマナーは、社会人としての基本的な気配りや常識をアピールする絶好の機会です。
本記事で解説した重要なポイントを振り返ります。

  • 封筒の色とサイズ:重要書類であることを示す「白封筒」で、書類を折らずに入れられる「角形2号(角2)」を選ぶ。
  • 書類の折り方:パソコン作成の書類は絶対に折らない。市販のB4・A3履歴書は中央の折り目のみの「二つ折り」にする。
  • 重ねる順番:上から「添え状 → 履歴書 → 職務経歴書 → その他の書類」の順に重ねる。
  • クリアファイルの活用:無色透明の新品クリアファイルに挟むことで、水濡れや折れを防ぐ。
  • 封緘マナー:のり付けはスティックのり等を使い、フラップの境目には必ず黒色で「〆」と記入する。
  • 料金不足の防止:角2封筒とクリアファイルを使うと重量がかさむため、郵便局の窓口で正確に計量してもらう。

細部まで丁寧に整えられた応募書類は、あなたの熱意と誠実さを採用担当者に伝える武器となります。
手順通りにしっかりと準備を整え、自信を持って次のステップへと進んでください。

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