英語コーチングの求人の探し方!未経験から英語力を活かして転職するには
この記事の要約
高い英語力を身につけたものの、それをどんな仕事で活かせるか迷っている方もいるでしょう。英会話講師とは違い、受講者の学習に伴走して目標達成を支える「英語コーチング」は、英語力を新しい形で活かせる注目の職種です。この記事では、英語コーチングの仕事内容とティーチングとの違い、求められる英語力の目安(TOEICなど)、未経験から挑戦できるのか、そして求人の探し方とおすすめの転職エージェントまでを整理します。
英語力を仕事にしたいあなたへ

留学や独学で英語力を磨いてきたものの、「この英語力を活かせる仕事は英会話講師くらいしか思いつかない」と感じている方もいるのではないでしょうか。決まったカリキュラムを一方的に教える働き方に、どこか物足りなさを覚える方もいます。
一方で、「もっと受講者の成長に深く関わりたい」「英語を教えるだけでなく、その人が目標を達成するまで伴走したい」という思いを持つ方もいます。そうした志向に合うのが、近年広がっている「英語コーチング」という職種です。
英語コーチングは、高い英語力を持つ人が、それを新しい形で活かせる仕事です。まずは、そもそも英語コーチングとは何か、英会話講師と何が違うのかから見ていきましょう。
英語コーチングとは
英語コーチングとは、受講者一人ひとりに専属のコーチがつき、その人の英語学習をトータルで管理・伴走するサービスです。コーチと二人三脚で目標達成を目指すもので、第二言語習得の考え方に沿った学習プランによって、限られた期間で効率よく英語力を伸ばすことを重視します。
従来の英会話講師との最大の違いは、アプローチの方向です。英会話講師(ティーチング)は、文法や知識、学習方法を「教える」、先生から生徒への一方向のかかわりが中心です。これに対して英語コーチングは、受講者と対話しながら、現状の分析・学習プランの設計・進捗の管理・モチベーションの維持までを支える、対話的なかかわりが中心になります。
つまり、英語コーチは「英語を教える人」というより「英語学習を設計し、やり切らせる人」です。学習成果を重視する社会人のニーズを背景に英語コーチングを提供するサービスも登場しており、英語力を「教える」以上の形で活かせる点が、この仕事の魅力といえます。
背景には、独学では途中で挫折しやすい、短期間で確実に成果を出したい、といった社会人の切実なニーズがあります。教材や情報が豊富にある時代だからこそ、「何を・どの順番で・どう続けるか」を一緒に設計してくれる伴走者の価値が高まっているのです。英語コーチは、こうしたニーズに応える役割として位置づけられています。
仕事内容とやりがい
英語コーチの仕事は、レッスンで英語を教えることだけではありません。受講者の目標達成に向けて、学習全体を設計・管理するのが中心です。主な業務は次のような流れで進みます。
レベルチェックと課題の把握
まず、受講者の現在の英語力を多角的に分析し、ヒアリングを通じて目標や悩み、生活スタイルを把握します。どこにつまずきがあるのかを把握することが、その後の学習設計の土台になります。
学習プランの設計
分析結果をもとに、目標から逆算した学習プラン・カリキュラムを設計します。第二言語習得の考え方に沿って、限られた時間で最大の成果が出るように、何をどの順番で学ぶかを組み立てます。
日々の学習管理と面談
初回面談・継続面談を通じて、日々の学習の進捗を確認し、つまずきに対して軌道修正のアドバイスをします。モチベーションが下がりそうなときに支え、学習を継続させることも重要な役割です。
こうしたかかわりを通じて、受講者が目標を達成し「英語ができるようになった」と実感する瞬間に立ち会えることが、英語コーチの大きなやりがいです。もしあなたが、英語力と「人の成長を支える喜び」の両方に魅力を感じるなら、この仕事は向いているといえるでしょう。
求められるスキルと英語力
英語コーチを目指すうえで気になるのが、「どのくらいの英語力が必要か」という点です。
スクールによっては、応募条件として高い英語力を求める傾向があります。目安としては、TOEIC900点以上、英検1級以上、TOEFL iBT100点以上、またはそれに準ずるレベルを条件とするケースも見られます。たとえば日米英語学院などは、TOEIC L&R 900点以上・英検1級以上などを応募条件として提示しています。TOEIC900点以上は高い水準です。
一方で、「未経験歓迎」を掲げる求人が見られるのもこの職種の特徴です。ここでいう未経験とは、主に「指導・コーチングの実務経験がない」ことを指します。英語力の条件を満たしていれば、コーチングの手法は入社後の研修で学べる体制を用意する企業もあり、トライズ(TORAIZ)やイングリードなどが職種未経験歓迎の求人を出しています。
英語力が高くても、それだけで英語コーチが務まるわけではありません。受講者の課題を見つける分析力、話をじっくり聞く傾聴力、学習を続けさせるコミュニケーション力といった「対人支援のスキル」が欠かせません。「英語を教えるのが得意」なだけでなく、「人の目標達成に伴走したい」という姿勢が求められます。
英語力にまだ不安がある場合は、まず英語力そのものを高めたり、英会話講師から経験を積んだりする道も選択肢になります。
求人の探し方とおすすめエージェント

英語コーチの求人は、雇用形態も探し方も多様です。正社員のフルタイム勤務のほか、業務委託やレッスンのコマ単位で働ける案件、完全在宅(フルリモート)の求人もあり、副業として始められる場合もあります。自分の働き方に合わせて選べるのは魅力です。
探し方は、大きく2つあります。1つは、英語・語学系の専門求人サイトで探す方法です。たとえば「英会話講師.com」のような専門サイトでは、英語コーチや英語講師の求人がまとまっており、職種に絞って探せます。もう1つは、大手の転職エージェント・転職サービスを使う方法です。
たとえばdodaは、転職サイトとエージェントの機能を併せ持ち、「英語コーチング」などのキーワードで求人を探せます。自分で求人を見ながら、必要に応じてキャリアアドバイザーに相談できます。
リクルートエージェントのような総合型エージェントに登録し、「英語を活かせる仕事に未経験から挑戦したい」と担当者に伝えれば、条件に合う求人を紹介してもらえます。未経験からのキャリアチェンジでは、応募書類の書き方や面接対策のサポートを受けられる点も心強いでしょう。
求人を選ぶ際は、給与や勤務地だけでなく、未経験者向けの研修制度が整っているか、コーチとしてのサポート体制があるか、雇用形態(正社員か業務委託か)はどうかを確認しておくと、入社後のミスマッチを防げます。専門サイトで職種を絞りつつ、エージェントで相談も並行すると、未経験可の求人に出会いやすくなります。
向いている人
英語コーチングに向いているのは、高い英語力を持ち、それを「教える」だけでなく、人の目標達成に伴走する形で活かしたい人です。受講者の課題を見つけて学習を設計することや、相手の話を聞いて支えることにやりがいを感じる人、成果にコミットする働き方を前向きに捉えられる人が力を発揮しやすい職種です。
反対に、英語力にまだ自信がない段階の人や、決まった教材を淡々と教えるスタイルを望む人には、いきなり英語コーチングを目指すよりも、まず英語力を高める、あるいは英会話講師から始めるといった道のほうが合う場合もあります。自分の強みと志向を照らし合わせて選ぶとよいでしょう。
英語コーチングに限らず、資格や専門スキルを活かせる職種の求人サイト・転職エージェントの選び方は、以下の記事で整理しています。
よくある質問
Q. 未経験でも英語コーチになれますか?
指導・コーチングが未経験でも挑戦できる求人はあります。スクールによっては「指導未経験歓迎」としつつ、英語力の条件(TOEIC900点以上・英検1級など)は別途求める傾向があります。英語力の条件を満たしていれば、コーチングの手法は入社後の研修で学べる企業もあります。
Q. TOEICは何点あればよいですか?
スクールによって異なりますが、TOEIC900点以上・英検1級・TOEFL iBT100点以上などを応募条件とするケースも見られます。TOEIC900点以上は高い水準ですが、求人によって基準は異なるため、気になる求人ごとに条件を確認することをおすすめします。
Q. 在宅や副業でもできますか?
完全在宅(フルリモート)の求人や、業務委託・レッスンのコマ単位で働ける案件もあり、副業として取り組める場合もあります。フルタイムの正社員だけでなく、ライフスタイルに合わせた働き方を選べるのがこの職種の特徴です。
Q. 英会話講師と英語コーチは何が違いますか?
英会話講師は、文法や表現、学習方法を「教える」ティーチングが中心です。一方、英語コーチは、受講者の課題を分析して学習プランを設計し、日々の進捗を管理してモチベートするなど、学習そのものに伴走します。「教える」よりも「目標達成まで支える」役割が大きい点が違いです。そのため、英語力に加えて学習設計力や対人支援のスキルが求められます。
まとめ
英語コーチングは、高い英語力を「教える」だけでなく、受講者の目標達成に伴走する形で活かせる職種です。英会話講師のティーチングとは異なり、学習の設計・管理・モチベートまでを担うため、英語力に加えて課題解決力やコミュニケーション力が求められます。
応募には高めの英語力(TOEIC900点以上などが目安)が必要になりやすい一方、コーチング自体は未経験歓迎の求人もあり、研修で学べる環境もあります。雇用形態も正社員から業務委託・在宅まで幅広く、自分の働き方に合わせて選べます。専門求人サイトや転職エージェントで「英語コーチング」の求人を探し、応募条件のTOEICなど英語力の基準と、コーチング未経験でも研修で学べるかを求人ごとに確かめると、今の英語力で挑戦できる求人を絞り込めます。