【作物別】いちご・米・花農家の求人の探し方|繁忙期と雇用形態の違い
この記事の要約
農家の求人は、扱う作物が変わると忙しくなる月も、体にかかる負担も、募集されている雇用形態も変わります。この記事では、いちご・米・花の3つの作物について、収穫や出荷が集中する時期、10a当たり労働時間から見た手のかかり方、職業情報提供サイト(job tag)の就業形態からわかる雇われて働く口の量を整理し、未経験から応募するときにどの順序で進めるかまでを扱います。
同じ農作業でも中身が違う
農家に雇われて働こうと求人を見ていくと、募集ごとに扱う作物は書かれています。いちご、米、トマト、菊。ただ、その作物名から先、つまりその作物を選ぶと自分の1年がどうなるのかまでは、求人票からは読み取りにくいのが実際のところです。仕事内容の欄に並ぶのは、収穫、選別、出荷といった作物をまたいで共通する言葉だからです。
作物名から知りたいことは3つあります。1年のどの時期に忙しくなるのか。体のどこをどう使う作業なのか。そして、その作物ではどんな雇用形態で人が募集されているのか。いずれも作物ごとに違いますが、求人票の職種名と仕事内容の欄からは直接は読み取れません。
この3つが分からないまま応募すると、後になって効いてきます。自分が働ける時期と繁忙期がずれていた。作業の姿勢が体に合わなかった。正社員で働きたいのに、その作物では雇われて働く場面そのものが少なかった。どれも応募する前に確かめられることです。
農業に関わる道には、自分で農地を借りて経営を始める形もあります。ただしそちらは農地の確保や資金の準備が先に来る話で、募集に応募して働き始めるのとは、揃えるものが違います。
違いは3点に現れる
作物による違いは、手のかかり方・忙しくなる時期・雇われて働く口の量という3点に現れます。この3つを押さえると、求人票の作物名から自分に合うかどうかを判断できるようになります。
まず手のかかり方です。農林水産省の「農業経営統計調査 品目別経営統計」(平成19年産)によると、10アール当たりの労働時間はいちごが2,019時間、白ねぎが336時間、たまねぎが139時間でした。同じ資料は稲作の労働時間を25時間/10アールとし、園芸分野はこれと比較して労働時間が多く、特に収穫、調製、出荷の割合が高くなっていると説明しています。いちごと稲作では80倍を超える開きがあることになります。この数値は平成19年産のもので、その後の機械化によって数値そのものは動いている可能性がありますが、作物ごとの手のかかり方の桁が違うという構造は変わっていません。そして手がかかるということは、そのぶん人手が要るということでもあります。募集が出やすい作物と出にくい作物の差は、ここから生まれています。
次に忙しくなる時期です。いちごは冬から春にかけて収穫が続き、米は4月から10月が農繁期にあたります。花きは春彼岸・母の日・お盆・秋彼岸という需要の山ごとに忙しくなります。年のどこに山が来るかが作物ごとに違うので、自分が働ける時期と重なるかどうかが応募先を選ぶ材料になります。
最後が雇われて働く口の量です。job tag は職業ごとに「この職業で働く人が多いと感じる就業形態」を尋ねており、その結果が作物ごとにはっきり分かれています。これは複数回答で尋ねた結果なので、合計は100%を超えます。
| 作物(job tag の職業名) | 忙しくなる時期 | 主な作業 | 自営 | パート | 正規 |
|---|---|---|---|---|---|
| いちご(ハウス野菜栽培者) | 11月頃から翌春5月頃(冬春どり) | ハウス内での収穫、パック詰め、株の手入れ | 45.5% | 40.0% | 10.9% |
| 米(稲作農業者) | 4月から10月(農繁期) | 育苗、田植え、水管理、機械での収穫 | 72.5% | 13.7% | 9.8% |
| 花(花き栽培者) | 春彼岸・母の日・お盆・秋彼岸 | 栽培管理、収穫、選別と箱詰め(出荷調整) | 43.4% | 37.7% | 9.4% |
いちご(施設栽培なのでハウス野菜栽培者に当たります)は、パートタイマー40.0%に加えてアルバイトが20.0%あり、季節の作業を担う短期の雇用が厚くなっています。米(稲作農業者)は自営・フリーランスが72.5%を占め、契約社員・期間従業員と派遣社員はいずれも0.0%です。花(花き栽培者)はパートタイマー37.7%で、いちごに近い形です。正規の職員・従業員はどの作物も1割前後にとどまります。米は雇われて入る口が3作物のなかで細く、いちごと花は季節の作業を担うパート・アルバイトの募集が中心である、という違いがここに表れています。
ひとつ注意しておきたいことがあります。job tag の賃金(年収)360.8万円という数値は、稲作農業者・ハウス野菜栽培者・花き栽培者の3つのページで同じ値です。これは賃金構造基本統計調査の職業分類に対応した集計値で、job tag 自身も統計データは必ずしもその職業のみのものを表しているわけではないと注記しています。作物別の年収を示す数字ではないので、この額を作物選びの材料にはできません。
いちご農家の仕事と求人

いちごは3作物のなかで人手が要る作物で、募集は収穫期に合わせて冬から春に集中します。
いちごには大きく2つの作型があります。独立行政法人農畜産業振興機構の解説によると、冬春どりは促成栽培に代表される作型で、11月頃から翌春の5月頃までに収穫・出荷し、産地は主に宮城県以南の冬期温暖な地域に分布しています。もうひとつの夏秋どりは6月頃から11月頃までに収穫・出荷され、北海道、東北および関東以西の高冷地など夏期冷涼な地域で生産されます。北海道に全体の半分以上が分布しています。
規模には大きな差があります。同じ資料では、冬春どりの作付面積はおよそ6,800ヘクタール、収穫量はおよそ19万トン(いずれも平成18年)であるのに対し、夏秋どりは作付面積で80ヘクタール程度、収穫量で1,500トン程度とされています。募集の主戦場は冬春どりのほうだと考えてよいでしょう。もしあなたが冬から春にかけてまとまって働ける状況なら、いちごの促成栽培は募集の時期と合いやすい作物です。
仕事の中身は、ハウスの中での作業が中心になります。株の手入れ、開花や結実の管理、収穫、そして収穫後のパック詰めや箱詰めといった出荷の準備です。10アール当たり2,019時間という労働時間は、この収穫と出荷準備の積み重ねから生まれています。機械で一度に済ませられる工程が少なく、実を1つずつ見て摘み取る作業が長く続くのが、この作物の特徴です。
負担についても正確に見ておく必要があります。収穫の作業は中腰やしゃがんだ姿勢が長く続きます。ハウスの中は日中に外気より高い温度になるため、冬でも汗をかく環境になります。稲作の80倍を超える労働時間という数値は、そのまま人手が必要だという意味であると同時に、1人あたりの作業量の重さも表しています。
求人の形はパート・アルバイトが中心です。job tag のハウス野菜栽培者のページによると、家族経営の場合でも、育苗、肥料やり、除草など一時的に作業が集中する時期にはパートタイマーやアルバイトを雇うのが一般的で、雇用される場合はパート・アルバイトが時給制、正社員は月給制であることが多く、シフト勤務になっていることもあるとされています。正社員の枠を狙う場合は、家族経営の農家よりも規模の大きな農業法人を探すことになります。
米農家の仕事と求人
米は3作物のなかで機械化が進んでおり、そのぶん雇われて働く口が細い作物です。
job tag の稲作農業者のページは、コメ作りは機械化が進み作業が軽減されており、広い農地が確保できれば安定した収入が得られる、としています。作業が集中するのは4月から10月の農繁期で、この時期は農作業の進み具合に合わせて自分で休日を設定することになります。11月から3月の農閑期には、他の仕事をしながら自由に休暇を設定できるという利点もあると同ページは説明しています。一方で、稲の生育には大雨や台風、異常気象に対応した管理作業や病気の予察・防除があり、決まった労働時間だけで対応できないことも多いとされています。
雇われて働く口が細い理由は、経営の形にあります。job tag 同ページの就業形態では、稲作農業者の自営・フリーランスが72.5%を占め、契約社員・期間従業員と派遣社員はいずれも0.0%です。さらに、水稲作付農家のうち主業農家は2割弱で、その他の大多数は農業以外の仕事で働きながら稲作を行う兼業農家である(2020年時点)とも記されています。家族と兼業で回る構造が中心なので、外から人を雇う場面そのものが限られます。米に関わりたいという理由だけで雇用の求人を探すと、選択肢はかなり限られると考えておいたほうがよいでしょう。
とはいえ入口が閉じているわけではありません。job tag は、従来は稲作農業者の後継ぎがほぼ100%農家出身者だったが、最近では非農家の人が新規に稲作経営を開始できるようになっており、稲作農業生産法人(会社)への就業や、農村に移り住んで水田を借地契約して米づくりを始める例が見られる、としています。雇用として入るのであれば、個人経営の農家ではなく農業生産法人を対象に探すほうが現実的です。法人であれば通年の雇用や社会保険の整備が期待できる場合もあります。
担い手の状況も押さえておきましょう。job tag 同ページによると、農業全体で基幹的農業従事者は約111.4万人、その平均年齢は69.2歳です(2024年時点)。これは稲作に限った数値ではありませんが、担い手の高齢化が進んでいることは、法人化や外部からの人材の受け入れが広がる背景になっています。
農繁期だけ現地に入って働く形を考えているなら、住み込みの募集が選択肢になります。住み込みの場合は労働時間の規定の適用や保険の扱いが通常の雇用と異なる点があるため、条件の確認が必要です。その仕組みは以下の記事で整理しています。
花農家の仕事と求人
花きは需要期が年に4回に分かれており、そのたびに収穫と出荷調整の山が来ます。
農林水産省の「花きの現状について」に掲載された切り花類の取引数量と単価の推移を見ると、山が立つのは春彼岸(3月中旬から下旬)、母の日(5月)、お盆(8月13日から16日)、秋彼岸(9月中旬から下旬)です。仏事と行事に需要が結びついているため、山の来る時期が毎年ほぼ決まっているのがこの作物の特徴になります。もしあなたが短期の集中した仕事を年に何度か入れたいなら、花きは需要期ごとに山が来るため予定を組みやすい作物です。
仕事の中身は、栽培管理に加えて収穫後の出荷調整の比重が高いことが特徴です。出荷調整とは、切り花の長さを揃え、傷んだ葉を取り除き、本数をまとめて束ね、箱に詰める一連の作業を指します。花は見た目の品質がそのまま値段になるため、この選別と調整に手間がかかります。
募集が出る理由は、産地側の課題としてはっきり示されています。同じ農林水産省の資料は、労働力確保が難しくなる中で、収穫作業や出荷調整作業等が経営規模拡大の制限要因となったり、栽培管理の不足が正品率の低下の要因となっている状況を挙げています。人手が足りないことが、産地の課題として認識されているわけです。対応方向としては、切り花収穫機や自動選花機等の導入、共同選花施設の整備、環境制御装置の導入といった省力化が挙げられています。
働く環境については、job tag の花き栽培者のページに記述があります。繁忙期には朝早くに仕事を始め、夜遅くまで働くこともあるとされる一方、多くの女性が活躍しており、パート・アルバイトの雇用も多いと説明されています。また、水やりやハウス内の温度管理などの環境制御は自動的に行う装置が幅広く利用されており、急激な天候の変化には遠隔地からスマートフォンやパソコンで制御できる装置も開発されていて、こうした技術や計画的な栽培計画の検討により休日の確保等の労働条件も改善されてきている、とも記されています。主要産地は愛知県、千葉県、福岡県、埼玉県、静岡県などです(2016年時点)。
収入の参考として、経営者側の数値も見ておきましょう。農林水産省の資料によると、令和4年度の平均農業所得は施設花き作経営で405.5万円、露地花き作経営で171.8万円で、全営農類型の平均98.2万円と比較して高い傾向にあります。ただしこれは自分で経営している人の所得であって、雇われて働く人の賃金ではありません。雇用で入る場合の水準を知りたいなら、この額ではなくハローワークの求人賃金(花きが含まれる職業分類で令和7年度・月額21.6万円)と、応募先の求人票に書かれた時給を見てください。
未経験から始める順序
未経験から入るなら、作物を先に決めて、短期の作業から入るのが現実的な順序です。作物を決めずに探し始めると、雇用形態の偏りに気づけないまま候補を絞り込めなくなります。
働ける時期から作物を絞る
最初にやることは、自分が働ける時期を書き出して、3作物の忙しくなる時期と突き合わせることです。冬から春に空いているならいちご、春と秋に動けるなら米、年に何度か短期で入れるなら花きが、時期の面では合いやすくなります。
同時に、希望する雇用の形も突き合わせてください。正社員を希望するのであれば、就業形態の分布から見て、個人経営の農家より農業法人を対象に探すほうが現実的です。いちごも花きも正規の職員・従業員は1割前後で、募集の中心はパート・アルバイトだからです。
ここで注意したいのが、作物を決めずに「農業がしたい」とだけ考えている状態で正社員求人だけを探すという進め方です。雇用の形は作物によって偏っているため、作物を決めないまま正社員に絞ると、候補がほとんど残らないという事態になります。まず作物、次に雇用形態、という順序にしてください。
短期の作業で体に合うか確かめる
作物の見当がついたら、いきなり通年の雇用に入るのではなく、収穫期の短期アルバイトや農繁期の季節労働から入る方法があります。実際に働いてみないと分からないことが多いためです。
短期のうちに確かめておきたいのは4点です。1つめは作業姿勢が続く時間で、中腰やしゃがみがどれくらい連続するかを体で測ります。2つめはハウス内や屋外の温度で、季節によってどこまで上がるか下がるかを知っておきます。3つめは1日の作業の流れで、何時に始まり何時に終わるのか、休憩がどう入るのかを確認します。4つめは住居の有無と費用で、住み込みの場合は寮費や食費の扱いを確かめます。
この段階で合わないと分かれば、別の作物に切り替えられます。参考までに、農林水産省の「令和5年新規就農者調査結果」によると、令和5年の新規参入者3,830人のうち、露地野菜作が1,300人(33.9%)、次いで果樹作が820人(21.4%)、施設野菜作が620人(16.2%)でした。露地野菜作と施設野菜作を合わせると新規参入者のおよそ半数を占めることになります。なお新規参入者とは、土地や資金を自分で調達して新たに農業経営を始めた人を指し、法人などに雇用されて働く雇用就農とは別の区分です。
続けるなら法人か独立かを選ぶ
短期で続けられそうだと判断できたら、雇用のまま法人で働き続けるか、いずれ独立して自分で経営するかで、進み方が分かれます。
法人で働き続ける場合に確認しておきたいのは、社会保険の有無、農閑期を含めて通年の仕事があるか、そして昇給と任される役割の広がりです。とくに農閑期に何をするかは、収入の安定に直結します。加工や販売の部門を持つ法人であれば、収穫期以外の仕事が用意されていることがあります。
独立して自分で経営する道は、農地の確保、資金の準備、公的な支援制度の申請といった、雇われて働く場合とはまったく別の準備が必要になります。まずは雇用で数年働いて技術と地域の人間関係をつくり、そのうえで独立を検討するという順路が一般的です。
農業に絞らず、林業や漁業も含めて田舎で働くことを考えている段階なら、産業ごとの特徴と移住や公的支援まで含めた全体像から見ていくほうが判断しやすくなります。以下の記事で整理しています。
求人の探し方と相談先

農業に特化した求人サービスを使うと、雇用形態や住み込みの有無といった、この分野に固有の条件で候補を絞り込めます。短期アルバイトの区分が独立して用意されているかどうかは、農業の求人を探すうえで効いてくる違いです。
農業ジョブは、シンクロフード株式会社が運営する農林漁業向けの求人サービスです。農業のほか畜産、林業、漁業を対象にしており、正社員、アルバイト・パート、短期アルバイト、新卒といった雇用形態を扱い、住み込みに対応した求人も掲載しています。農業専門のキャリアアドバイザーが、希望に合う求人の紹介から入社までを無料で支援する仕組みもあります。短期の作業から試したい場合は、短期アルバイトの区分から探せる点が使いやすいでしょう。
マイナビ農業は、株式会社マイナビが運営する農業分野のサービスで、求人掲載と情報メディアを併せ持っています。農業ニュースや生産技術、農業経営、スマート農業といった記事を読みながら求人を見られるため、作物や働き方の見当をつける段階から使えます。林業・水産業・狩猟の分野も扱っています。
応募する前に求人票で確認しておきたいのは、扱う作物と品種、募集の期間、1日の作業時間と休憩の取り方、住居の有無とその費用、そして社会保険の扱いです。とくに募集期間は作物の作型と対応しているので、そこから逆算すると、その農家がどの時期にどれだけ人手を必要としているのかが読み取れます。
よくある質問
Q. いちご農家は儲かりますか?
経営者として儲かるかどうかと、雇われて働く場合の賃金は別の話です。雇われて働く場合の水準としては、job tag のハローワーク求人統計で、いちごが含まれる職業分類(農作物栽培・収穫作業員(稲作・畑作を除く))の求人賃金が令和7年度で月額21.6万円となっています。経営の収益性は栽培面積や販路によって大きく変わるため、求人に応募する立場では求人票の提示額を見るほうが確実です。
Q. 米農家の求人はなぜ少ないのですか?
経営の形が家族と兼業を中心に回っているためです。job tag の就業形態では稲作農業者の自営・フリーランスが72.5%を占め、契約社員・期間従業員と派遣社員はいずれも0.0%です。さらに水稲作付農家のうち主業農家は2割弱で、大多数は農業以外の仕事をしながら稲作を行う兼業農家とされています。雇用として入るなら、個人経営の農家ではなく農業生産法人を対象に探してください。
Q. 未経験でも農家の求人に応募できますか?
応募できます。job tag はハウス野菜栽培について、入職にあたって特に学歴や資格は必要とされないと記載しており、入職前の訓練等の期間についても「特に必要ない」と答えた割合が49.1%です。ただし、トラクターや収穫物を運ぶトラックを運転する場面があるため、普通自動車免許があると任される作業の幅が広がります。
Q. 農家の求人に住み込みはありますか?
あります。農業ジョブは住み込みに対応した求人を扱っています。ただし住み込みの場合、労働時間の規定の適用や保険の扱いが通常の雇用と異なることがあるため、寮費や食費の負担を含めて条件を確認してから応募してください。
Q. 一番稼げる作物はどれですか?
雇われて働く立場では、作物による賃金差よりも求人ごとの条件差のほうが大きくなります。job tag の賃金(年収)360.8万円という数値は、稲作農業者・ハウス野菜栽培者・花き栽培者の3ページで同一の集計値であり、作物別の年収を示すものではありません。経営者としての農業所得であれば、令和4年度の施設花き作経営が405.5万円で、全営農類型の平均98.2万円より高い傾向にあるという数値があります。
まとめ
作物による違いは、手のかかり方・忙しくなる時期・雇われて働く口の量の3点に現れます。10アール当たりの労働時間はいちごが2,019時間、稲作が25時間(平成19年産)と桁が違い、手のかかる作物ほど人手が必要になります。
いちごは11月頃から翌春5月頃の冬春どりに募集が集中し、ハウス内での収穫とパック詰めが中心で、パート・アルバイトの募集が主になります。米は4月から10月が農繁期で、機械化が進んでいるぶん自営が72.5%を占め、雇われて入る口は細くなっています。雇用で狙うなら農業生産法人です。花きは春彼岸・母の日・お盆・秋彼岸という年4回の需要期に山が来て、収穫と出荷調整の人手が求められます。
未経験から入るなら、作物を先に決めてから短期の作業で体に合うかを確かめ、続けられそうなら法人での通年雇用を検討する、という順序が現実的です。
次の一歩として、自分が働ける月をカレンダーに書き出してみてください。冬が空いているのか、夏に動けるのか、年に数回の短期なら入れるのか。それが決まると、見るべき作物が3つのうちどれかに絞れます。