退職届・退職願の封筒の書き方・入れ方完全ガイド
この記事の要約
初めての退職で、どのような封筒を選べばいいのか、表書きはどう書くのが正解なのかと不安を抱える方は少なくありません。退職届や退職願は、会社に対して正式に退職の意思を伝える重要な書類です。
最後の最後にマナー違反をしてしまい、円満退職の妨げになる事態は絶対に避けたいものです。この記事で解説する手順通りに準備を進めれば、正しいマナーで提出することができます。
退職の第一歩!退職届・退職願の封筒マナーに悩んでいませんか?
今の職場環境に不満や不安を抱え、ついに退職を決断した20代の方にとって、退職手続きは大きな心理的負担を伴う傾向があります。特に、上司に引き留められるのではないか、怒られるのではないかという不安がある中では、書類の不備で余計な波風を立てたくないと思うのが自然な心理です。
退職届や退職願は、会社に正式な記録として残る重要な書類です。そのため、使用する封筒選びや書き方には、明確なビジネスマナーが存在します。
退職届や退職願の封筒の準備において、手元にある用紙や封筒が適切かどうかを確認することは、円満退職に向けた大切な第一歩となります。
なお、まれに転職届という言葉を使う方がいますが、正しくは退職届または退職願です。打診の段階では退職願を、すでに退職が確定している場合は退職届を提出するのが一般的なマナーです。
どちらの書類であっても、用意すべき封筒の種類や書き方の基本ルールは共通しています。
この記事の手順に沿って準備を進めれば、マナー違反を指摘されるリスクを回避し、自信を持って提出のステップに進むことができます。
STEP1:退職届・退職願を入れる「封筒の選び方」(種類・サイズ)

退職届に使う封筒や退職願に使う封筒には、明確な基準があります。まずは手元に用意すべき封筒の種類とサイズについて解説します。
退職届・退職願の封筒の絶対条件
退職届や退職願に使う封筒の種類として、以下の3つの条件を満たすものを選ぶのがビジネスマナーの基本です。
- 色は白無地を選ぶ
- 中身が透けない二重封筒を選ぶ
- 郵便番号枠が印刷されていないものを選ぶ
一般的な事務用の茶封筒は、請求書や日常業務の書類を送付するためのものであり、退職という重要な手続きには適していません。茶封筒を使用すると、非常識であるとみなされ、円満退職の妨げになるリスクがあるため、使用は避けてください。
用紙サイズに合わせた封筒サイズの選び方
中に入れる書類の用紙サイズ(A4またはB5)に合わせて、適切な規格の封筒を選ぶ必要があります。一般的な組み合わせは以下の通りです。
| 用紙のサイズ | 適した封筒のサイズ |
|---|---|
| A4サイズ(210×297mm) | 長形3号(120×235mm) |
| B5サイズ(182×257mm) | 長形4号(90×205mm) |
文具店やコンビニエンスストアで購入する際は、パッケージに記載されている長形3号や長形4号という規格名称を確認すると確実です。A4の書類を無理に小さな封筒に押し込んだり、逆にB5の書類に大きすぎる封筒を使ったりすると、見栄えが悪くなる傾向があります。
退職願は退職を打診するための書類であり、退職届は退職が確定した後に提出する書類です。提出するタイミングや目的は異なりますが、どちらの場合でも使用する封筒のルール(白無地・二重封筒・郵便番号枠なし)は共通です。
STEP2:退職届・退職願の封筒の「書き方」(表面・裏面)
適切な封筒を用意できたら、次は表面と裏面の書き方です。退職届や退職願の封筒の書き方において、最も注意すべきポイントを解説します。
筆記用具の選び方
記入には、黒のボールペンまたは万年筆を使用するのが一般的なマナーです。サインペンやマジックは文字が太くなりすぎるため適していません。
また、摩擦で文字が消えるボールペンの使用は厳禁です。退職届は公式な記録として長期間保管される可能性が高いため、温度変化などで文字が消えてしまうリスクのある筆記用具は避けてください。
表面の書き方
封筒の表面の中央よりやや上部に、大きめの文字で退職届または退職願と記入します。文字のバランスを取り、真っ直ぐに書くことがポイントです。
裏面の書き方
封筒の裏面には、左下のスペースに自分の所属部署と氏名を記入します。部署名は省略せず、正式名称で記入するのが無難です。
手渡しの場合、宛名(社長名)は不要です
20代の方が陥りやすいミスの一つが、退職届の封筒の宛名に関する勘違いです。
手渡しで提出する場合、封筒に社長や上司の宛名を書く必要はありません。表面は退職届(または退職願)の文字のみで問題ありません。
手渡しであるにもかかわらず、表面に社長のフルネームなどを書いてしまうと不自然な印象を与えるため注意が必要です。
STEP3:用紙の折り方と封筒への「入れ方・閉じ方」
書類が書き上がったら、正しく折って封筒に封入します。退職願を入れる封筒や退職届を入れる封筒の扱いにおいて、折り方や入れ方にも作法があります。
用紙の正しい折り方
書類は、受け取った相手が開きやすいように三つ折り(または四つ折り)にするのが基本です。
- 用紙の文面(文字が書かれている面)が内側になるように置く
- 下の3分の1を上に向かって折り上げる
- 上の3分の1を下に向かって折り重ねる
このように折ることで、封筒から取り出して開いた際に、一番上の挨拶文から自然に目を通すことができるようになります。
封筒への入れ方
書類を封筒に入れる際の向きにも注意が必要です。
- 封筒を裏返す(合わせ目がある面を上にする)
- 三つ折りにした用紙の右上(書き出しの部分)が、封筒の裏面の右上にくるように入れる
この向きで入れるのが、最も丁寧で一般的なマナーとされています。
封筒の閉じ方と「〆」の書き方
退職願の封筒の閉じ方に関する疑問として、のり付けや封じ目のマークが挙げられます。
手渡しの場合、基本的にはのり付けをして封を閉じるのが無難です。ただし、封筒にあらかじめシールがついている場合はそのまま使用して問題ありません。
のりで封をしたら、封じ目(フラップの境目)の中央に〆(しめ)という文字を黒のボールペンで記入します。これは退職届の封筒を閉じる際の重要なポイントです。
〆は確実に封をしたことを証明するための印です。カタカナのメや、バツ印の×とは異なりますので、正確に〆と記入してください。
退職願の封筒を閉じる場合についても同様の扱いとなります。
STEP4:【手渡し・郵送別】退職届・退職願の提出マナー

封筒の準備が完了したら、最後は提出のアクションです。提出方法には大きく分けて手渡しと郵送があり、それぞれで守るべきマナーが異なります。
手渡しで提出する場合のマナー
退職願や退職届の封筒を直接渡す場合の基本ルールです。
- 提出先は直属の上司にする(さらに上の役職者へいきなり提出するのはマナー違反です)
- 事前に「お時間をいただけますでしょうか」とアポイントを取る
- 個室や会議室など、他の社員の目につかない場所で渡す
- 封筒を両手で持ち、相手の正面に向けて(文字が相手に読める向きで)差し出す
手渡しの場合、退職願用封筒はきれいな状態を保つことが大切です。カバンの中で折れ曲がらないよう、クリアファイルに入れて持ち運ぶことをおすすめします。
郵送で提出する場合のマナー
体調不良や深刻なトラブルなど、やむを得ない事情で直接出社できない場合は、郵送で提出する手段があります。
郵送の場合は、手渡しの時とは異なる以下の対応が必要になります。
- 退職届の入った白の二重封筒(長形3号など)を、さらに一回り大きな郵送用の封筒(角形2号など)に入れる
- 郵送用の封筒の表面には、会社の住所と宛名(人事部や社長名など)を朱書きで「親展」と添えて正確に記入する
- 必ず添え状(送り状)を同封し、挨拶と書類を送付する旨を記載する
郵送時は宛名が必要になる点が手渡しとの最大の違いです。また、確実にお届けするために、内容証明郵便や簡易書留ではなく、一般的な書留や特定記録郵便を利用するのが一般的です。
まとめ:マナーを守って円満退職!次のステップへ進もう
この記事では、退職届や退職願を提出する際の封筒の選び方から、書き方、入れ方、そして提出マナーまでを解説しました。
- 封筒は必ず白無地・二重・郵便番号枠なしの指定のものを選ぶ
- 筆記用具は黒のボールペンを使用し、消えるボールペンは絶対に避ける
- 手渡しの場合、封筒の表面に宛名(社長名など)は不要である
- 用紙は三つ折りにし、封の境目にはしっかりと〆を記入する
退職に向けた準備や手続きは、精神的に疲労を感じやすいものです。しかし、これらのビジネスマナーをしっかりと守って準備を終えれば、あとは勇気を出して渡すだけの状態になります。
無事に退職の手続きが進めば、大きな肩の荷が下りるはずです。心機一転、次のキャリアに向けて自信を持って進んでください。
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