天職みつかーる
更新日:2026/04/20

退職届・退職願で使う封筒サイズ(A4・B5)の正しいの選び方

退職届・退職願で使う封筒サイズ(A4・B5)の正しいの選び方

この記事の要約

退職を決意し、いざ書類を準備する段階になって、「退職届の封筒サイズはどれを選べばいいのか」と悩む方は少なくありません。A4サイズの用紙を使用するなら長形3号、B5サイズの用紙なら長形4号を選ぶのが一般的なビジネスマナーとされています。

本記事では、退職届や退職願を入れる封筒の正しい選び方について、サイズ比較表や「白の二重封筒」を選ぶべき理由を具体的に解説します。茶封筒がNGとされる背景や、急いでコンビニエンスストアで購入する際の注意点まで詳しく紹介するため、円満退職に向けた確実な準備に役立ててください。

退職届・退職願の封筒選び、なぜ重要?マナー違反を防ぐ基本

封筒選びも重要なビジネススキルのひとつ

今の職場を離れたいと考え、初めて退職の手続きを進める際、書類の内容だけでなく「外側」の準備にも十分に気を配る必要があります。退職届の封筒サイズや種類を適当に選んでしまうと、会社側からビジネスマナーや常識を疑われ、受け取りを渋られる口実になるリスクが考えられます。

退職という人生の大きな転機において、最後までルールを守ることは、不要な引き留めやトラブルを避け、円満退職を実現するための重要なステップです。「中身の書類さえ正しければ外側は何でもいいだろう」という安易な妥協は、これまで築いてきた信頼を最後に損なう原因となる傾向があるため、適切な備品を用意することが求められます。

辞表の封筒サイズも基本ルールは同じ

役員や公務員などが提出する「辞表」の場合も、基本的なマナーは退職届や退職願と変わりません。辞表の封筒サイズを選ぶ際も、特別な規格が存在するわけではなく、中に入れる用紙の大きさに合わせて適切に選択する必要があります。

どのような役職であっても、フォーマルな手続きにおいて書類を相手に渡す際のルールは共通しています。正しい封筒を選ぶことは、相手への敬意を示す行動そのものと言えます。

参考記事:退職届・退職願の封筒の書き方・入れ方完全ガイド

【早見表】退職届・退職願の用紙サイズと正しい封筒サイズの組み合わせ

【早見表】退職届・退職願の用紙サイズと正しい封筒サイズの組み合わせ

用紙と封筒の対応表(A4・B5)

読者の皆様が迷わずに購入できるよう、退職届の用紙とそれに適した封筒の対応を一覧にまとめました。退職届を入れる封筒の大きさに迷った場合は、手元にある用紙のサイズを基準にして判断してください。

用紙サイズ適した封筒サイズ封筒の寸法(幅×高さ)
A4(210×297mm)長形3号120×235mm
B5(182×257mm)長形4号90×205mm

A4サイズの退職願に合う封筒は「長形3号」

もしあなたがビジネスシーンで標準的に使われるA4サイズ(210×297mm)の用紙で退職願を作成した場合、長形3号の退職届用封筒を選ぶのが正解です。

長形3号の封筒は、幅120mm・高さ235mmという寸法に設計されています。
A4用紙を横方向に三つ折りにすると、幅約99mm・長さ210mmのサイズになります。
これを封筒の開口部(120mm)から差し込むと、用紙の幅99mmが封筒の幅120mmの中に余裕を持って収まり、用紙の長さ210mmが封筒の高さ235mmの中にぴったりと納まるという物理的な理由があるためです。

無理に押し込む必要がなく、受け取った側もスムーズに書類を取り出せるため、A4サイズの用紙には必ず長形3号を組み合わせるようにしてください。

B5サイズの退職届用封筒は「長形4号」

手書き用の便箋などでよく用いられるB5サイズ(182×257mm)の用紙を使用した場合、長形4号の退職届用封筒を選ぶのが一般的です。

長形4号の封筒は、幅90mm・高さ205mmの寸法です。B5用紙を三つ折りにすると、幅約85.6mm・長さ182mmとなり、このサイズの封筒に無駄なく収まります。

もしB5サイズの用紙に対して大きすぎる長形3号の封筒を使用してしまうと、封筒の中で用紙が動いて折れ曲がったり、不格好な印象を与えたりする可能性があります。用紙と封筒のサイズを正確に一致させることが、書類を美しく保つための秘訣です。

サイズだけじゃない!退職届にふさわしい「封筒の種類と色」の正解

退職届用の無地封筒で「白の二重封筒」を選ぶ理由

サイズが合っていても、どんな封筒でも良いというわけではありません。退職届を入れる白封筒を探す際は、必ず「白の二重封筒」を選ぶのがビジネスマナーとされています。

二重封筒とは、内側に中身が透けないようにもう一枚の紙が貼られている構造の封筒です。
退職届は、個人の進退や人事異動に関わる機密性の高い重要書類です。もしあなたが単層の薄い封筒を使用した場合、蛍光灯の光などで中身の文字が透けてしまい、受理される前に同僚や他の社員に内容を知られ、職場内の混乱を招くリスクが考えられます。

そのため、退職届の封筒は白無地で、中身が完全に守られる二重構造のものを選択することが重要です。

二重封筒が見つからない場合の対処法

もしどうしても二重封筒が見つからず、提出期限が迫っている場合は、少し厚手のケント紙で作られた白封筒で代用することもひとつの選択肢です。その際、記入済みの退職届をもう一枚の白紙で包んでから封筒に入れることで、中身が透けるのを防ぐ効果が期待できます。

郵便番号枠がない封筒を選ぶ理由

退職届を入れる白封筒を選ぶ際のもうひとつの重要なポイントは、「郵便番号枠(赤い枠)」が印刷されていない完全に無地のものを選ぶことです。

退職の書類は、原則として直属の上司に手渡しするのが一般的なルールです。
手渡しする書類に対して、郵送用であることを示す赤い郵便番号枠が印刷されていると、用途に合っておらず不自然な印象を与える傾向があります。「手持ちの郵送用封筒を適当に使い回したのではないか」と思われないためにも、完全に真っ白な退職届用の無地封筒を選ぶのが最も安全な選択と言えます。

やってはいけない!退職届・退職願の封筒選びNG例

やってはいけない!退職届・退職願の封筒選びNG例

茶封筒(クラフト封筒)は事務用のためNG

手元にあるからといって、茶封筒(クラフト封筒)を退職届に使用するのは絶対に避けるべきです。

茶封筒は、請求書や日常的な案内状の送付など、社内外の事務的・簡易的なやり取りで使用されることが多い備品です。個人の重要な決断を伝える退職手続きにおいて事務用の茶封筒を使用すると、相手に対して敬意が不足していると受け取られ、マナー違反として扱われるリスクが高いと言えます。

色付き・柄付きの封筒は避ける

ブルーやピンクなどのパステルカラーの色付き封筒や、模様が印刷されているデザイン封筒も、退職の手続きには適していません。

退職はフォーマルなビジネス上の手続きです。
個人の趣味や個性を反映させる必要はなく、厳粛な手続きにふさわしい白無地の封筒を用意することが求められます。少しでもおしゃれに見せようという工夫は、この場面においては逆効果になる可能性が高いため控えるようにしてください。

郵便番号枠ありの封筒は手渡し時には不適切

先述の通り、郵便番号枠が印刷された封筒は郵送を前提としたデザインです。

例外として、病気による休職中であったり、会社の規定などでどうしても郵送しなければならなかったりする場合は、郵便番号枠がある封筒を使用しても実務上の問題はありません。しかし、手渡しでの提出が予定されている場合は、できる限り枠のない純粋な白封筒を用意することで、より丁寧で真摯な印象を与えることができます。

参考記事:退職届・退職願の郵送方法と添え状の書き方マナー

退職届の封筒はどこで買える?コンビニ・100均・文房具店を比較

文房具店・大型書店(確実性が高い)

もしあなたが時間的な余裕を持って準備できる状況なら、文房具店や大型書店の文具コーナーで購入するのが最も確実な方法です。

これらの店舗では、長形3号や長形4号の白の二重封筒が豊富に取り揃えられています。また、郵便番号枠のない無地タイプの封筒も簡単に見つけることができるため、マナーに沿った封筒を確実に手に入れることが可能です。
店員に用途を伝えれば、適切な商品へ案内してもらえる点も大きなメリットです。

100円ショップ(ダイソー・セリア等)

コストを抑えつつ手軽に用意したい場合、ダイソーやセリアなどの100円ショップも有効な選択肢となります。

多くの100円ショップでは、文具コーナーに白無地の二重封筒が陳列されています。ただし、店舗の規模によっては求めているサイズが品切れになっている可能性もあるため、複数の店舗を確認する時間的余裕を持っておくことをおすすめします。
購入前には、パッケージに「二重封筒」や「郵便番号枠なし」と記載されているかをしっかりと確認してください。

コンビニエンスストア(急ぎの際の注意点)

もしあなたが「明日の朝までに急いで退職届を提出しなければならない」という切迫した状況なら、深夜でも利用できるコンビニエンスストアで購入することになるでしょう。

しかし、コンビニの文具コーナーは陳列スペースが限られているため、事務用の茶封筒や、郵便番号枠が印刷された白封筒しか置いていないケースが多いというリスクがあります。枠なしの白無地・二重封筒が見つからない場合は、複数のコンビニを回るか、郵送用の枠あり封筒で妥協せざるを得ない状況に陥る可能性があります。

不本意な形でマナー違反となってしまわないよう、退職の意思が固まった段階で、早めに文房具店などで専用の封筒を確保しておくことが重要です。

封筒と用紙が用意できたら「書き方」と「入れ方」を確認しよう

表面と裏面の正しい書き方

適切なサイズの白封筒が用意できたら、次は表面と裏面の記入に進みます。

表面の中央には「退職届」または「退職願」とやや大きめの文字で記載し、裏面の左下には所属部署名と自分の氏名を記入します。封筒の書き方として、全体の文字のバランスを中心に配置することがポイントです。
黒の万年筆や、インクがにじみにくいゲルインクボールペンを使用し、誰が見ても読みやすい丁寧な字で記入するのが一般的です。

封筒への用紙の正しい入れ方

用紙を三つ折りにする際や、封筒へ入れる際にも守るべきマナーが存在します。

用紙の右上が右上に来るように内側に折り込み、封筒の裏面と用紙の裏面が同じ向きに揃うように入れるのが正しい手順です。適当に折り曲げて封筒に押し込むと、上司が開封した際に文字が逆さまになったり、美しく見えなかったりする可能性があります。

書類の入れ替えや書き直しが発生しないよう、細かい手順や記入見本については以下の記事で詳細に解説しています。実際に筆を執る前に必ず確認して、完璧な状態で提出できるように準備を進めてください。

参考記事:退職届・退職願の封筒の書き方・入れ方完全ガイド

まとめ

退職届や退職願を入れる封筒の選び方について、サイズや種類、購入場所の注意点などを解説しました。本記事で紹介した重要なポイントは以下の通りです。

  • A4サイズの用紙を使用するなら「長形3号(120×235mm)」を選ぶ
  • B5サイズの用紙を使用するなら「長形4号(90×205mm)」を選ぶ
  • 中身が透けない「白の二重封筒」を選ぶのが鉄則
  • 手渡しする場合は「郵便番号枠のない無地」の封筒が最適
  • 事務用の茶封筒や色付きの封筒はマナー違反となるリスクが高い

退職の手続きは、今の環境に区切りをつけ、新しいキャリアへ進むための大切な第一歩です。封筒の選び方という基本のマナーをしっかりと押さえておくことで、会社側から不必要な指摘を受けるリスクを減らし、堂々と退職の意思を伝えることができます。

手続きに関する不安をひとつずつ解消し、適切な準備を整えたうえで、自信を持って次のステップへと進んでください。

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