天職みつかーる
更新日:2026/06/24

20代未経験からIT事務へ転職!仕事内容やメリットなどを解説

20代未経験からIT事務へ転職!仕事内容やメリットなどを解説

この記事の要約

未経験からIT事務へ転職したい20代に向けて、一般事務との仕事内容の違いやメリット・デメリットを解説します。将来エンジニアを目指すキャリアパスや、IT知識ゼロから採用されるために必要なスキルも紹介します。未経験に強いおすすめの転職エージェントも活用して、新しいキャリアへの一歩を踏み出しましょう。

未経験からIT事務を目指すには?

「IT業界に興味はあるけれど、専門的なスキルがない」「一般事務を続けていても将来のキャリアが不安」と悩む20代の方もいます。いきなりプログラマーやシステムエンジニアを目指すのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、IT事務であれば未経験からでも挑戦できる環境が整っています。

IT事務は、IT業界の入り口として基礎知識を働きながら学べるため、手に職をつけたい方にとって魅力的な選択肢です。パソコンの基本操作に抵抗がなく、新しいことを学ぶ意欲があれば、文系出身や異業種からの転職でも採用されるチャンスはあります。まずはIT事務として業界に飛び込み、そこから専門性を高めていくというキャリア戦略は、現実的で堅実なアプローチと言えます。

事務職転職の全体像や基本的な求人の探し方については、以下の記事も参考にしてください。

参考記事:事務職の正社員求人の探し方!20代未経験におすすめの転職サイト4選

IT事務と一般事務の違いと仕事内容

アナログな事務机とデジタルなIT事務机が並ぶ様子

IT事務は、一般的な事務作業に加えて、ITに関連するサポート業務を行う職種です。書類作成や電話応対といった一般事務の業務と共通する部分もありますが、扱う内容や求められる知識の方向性が異なります。ここでは、IT事務ならではの代表的な仕事内容を解説します。

ヘルプデスク・ユーザーサポート

社内の従業員や社外の顧客から寄せられる、パソコンやシステムに関する問い合わせに対応する業務です。「インターネットに繋がらない」「システムの使い方が分からない」「パスワードを忘れてしまった」といった疑問に対し、用意されたマニュアルに沿って解決策を案内します。

専門的な知識が必要な場合や、マニュアルに記載のないイレギュラーなトラブルが発生した際は、担当のエンジニアにエスカレーション(引き継ぎ)を行います。そのため、未経験からでもマニュアルをベースに対応を始められ、実務を通じて少しずつIT用語やシステムの仕組みを学んでいくことができます。

キッティング業務

新入社員の入社時やパソコンの入れ替え時に、端末の初期設定を行う業務をキッティングと呼びます。OSのインストール、業務に必要なソフトウェアのセットアップ、ネットワーク設定などを手順書に従って進めます。また、誰がどのパソコンを使用しているかを管理する資産管理台帳の更新や、セキュリティソフトの導入状況の確認なども併せて担当することがあります。

パソコンのハードウェアやソフトウェアに関する基礎的な知識が自然と身につくため、IT業界の入り口として適した業務です。手順を間違えると業務に支障が出るため、正確で丁寧な作業が求められます。

エンジニアのサポート業務

プロジェクトを進行するエンジニアチームの補佐として、データの集計や進捗管理のサポートを行います。開発会議の議事録作成や、テスト仕様書に基づくシステムの動作確認、バグ(不具合)の報告まとめなどを担当することもあります。

開発の現場に近い場所で働くため、システムが作られる過程やIT業界特有の用語に触れる機会が多くなります。エンジニアが開発業務に集中できるよう、周辺の事務作業を巻き取ってチームの生産性向上に貢献する重要なポジションです。

未経験からIT事務に転職するメリット

未経験からIT事務を選ぶことには、将来のキャリアを見据えた上で多くのメリットがあります。単なる事務作業にとどまらない、IT事務ならではの魅力を見ていきましょう。

働きながらITの専門知識が身につく

IT事務の主なメリットは、実務を通じてITの基礎知識を習得できる点です。日常的にIT用語に触れ、エンジニアのそばで業務を行うため、独学で勉強するよりも実践的な知識が身につきます。もしあなたがPC操作に抵抗がなく、将来的に手に職をつけたいと考えているなら、IT事務は最適な入り口になります。

業務の中で自然とネットワークの仕組みやソフトウェアのインストール手順などを覚えられるため、将来的にエンジニアを目指す際の学習コストを下げることにも繋がります。

一般事務より市場価値が上がりやすい

定型業務が中心の一般事務と比較して、IT事務は専門的な知識を要するため、経験を積むことで市場価値が高まる傾向があります。ITスキルを持った事務職は多くの企業で重宝されるため、将来的な転職やキャリアアップの際にも有利に働きます。

また、IT業界全体が成長産業であることから、給与水準が一般的な事務職より高く設定されているケースもあります。スキルアップが直接的に待遇の向上に結びつきやすい環境と言えます。

将来的なキャリアの選択肢が広がる

IT事務として基礎を固めた後は、より専門性の高い職種へステップアップする道が開かれています。事務のスペシャリストとして管理部門を極めるだけでなく、エンジニアやプロジェクトマネージャーなど、IT業界の最前線で活躍する職種へのキャリアチェンジも視野に入ります。

未経験からいきなりエンジニアになるのはハードルが高くても、IT事務を経由することで、自分に向いている分野を見極めながら計画的にキャリアを構築していくことが可能です。

転職前に知っておきたい注意点と現実

IT事務には多くのメリットがある一方で、転職後に「きつい」「やめたい」と感じてしまうケースも存在します。入社後のミスマッチを防ぐためにも、現実的な側面を理解しておくことが大切です。

自発的に学ぶ姿勢が求められる

IT業界は技術の進歩が早いため、常に新しい知識をアップデートしていく必要があります。業務時間外でも資格取得の勉強をしたり、分からない用語を自分で調べたりする姿勢が欠かせません。

受け身の姿勢で「教えてもらうのを待つ」タイプの方にとっては、負担に感じることがあります。専門用語が飛び交う会議で議事録を取る際など、最初は言葉の意味が分からず苦労することもあるため、自らキャッチアップしていく努力が求められます。

最初は地味な作業が続くことがある

入社直後は、マニュアルに沿ったデータ入力や、電話での一次対応など、単調で地味な作業が中心になる傾向があります。華やかなIT業界をイメージしていると、ギャップを感じるかもしれません。

しかし、これらの基礎的な業務を正確にこなすことで信頼を得られ、徐々に専門的な業務を任されるようになります。地道な作業をおろそかにせず、コツコツと実績を積み上げていく忍耐力が必要です。

IT事務からのキャリアパスと将来性

明るい未来へ続くデジタルブロックの階段と輝く星

IT業界全体で人材不足が深刻化しており、経済産業省の「IT人材需給に関する調査(調査報告書)」によると、2030年にはIT人材が最大で約79万人不足する可能性があると試算されています(需要の伸びが約3〜9%の高位シナリオの場合)。この需要の高さを背景に、IT事務を足がかりとしたキャリアパスは有望です。

インフラエンジニア

ネットワークやサーバーの設計・構築・運用を担うインフラエンジニアは、IT事務からのステップアップとして一般的な選択肢です。キッティングやヘルプデスクで培ったハードウェアやネットワークの基礎知識を活かしやすく、未経験からでも挑戦しやすい領域です。

システムが安定して稼働するための土台を支える重要な役割であり、社会インフラとしての需要も安定しているため、長期的なキャリアを築きやすい職種と言えます。

プログラマー・システムエンジニア

IT事務としてエンジニアのサポートを行う中で、プログラミングに興味を持ち、開発職へ転身するケースもあります。テスト業務などを通じてシステムの仕組みや開発の流れを理解しているため、異業種から挑戦するよりもスムーズに学習を進められる傾向があります。

社内で開発部門への異動制度を利用したり、プログラミングスクールでスキルを磨いてから転職したりと、様々なルートでエンジニアを目指すことが可能です。

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)

プロジェクト全体の進行管理や品質管理を支援するPMOも、IT事務からのキャリアパスとして注目されています。プロジェクトマネージャーの右腕として、スケジュールの調整や課題の管理、会議のファシリテーションなどを行います。

事務処理能力やコミュニケーション能力、関係各所との調整力が求められるため、事務職としての強みを活かせる職種です。プログラミングの深い知識がなくても、マネジメントの観点からIT業界で活躍できる道として人気を集めています。

未経験の転職で武器になるスキルと資格

未経験からIT事務の選考を突破するためには、現在のスキルレベルと学習意欲を適切にアピールすることが重要です。ここでは、転職活動で武器になるスキルと資格を紹介します。

実務で役立つExcelスキル

IT事務では、データの集計や管理でExcelを頻繁に使用します。基本的な入力だけでなく、VLOOKUP関数やIF関数、ピボットテーブルなどを使ったデータ処理ができると、即戦力として評価されやすくなります。

さらに、マクロ(VBA)の基礎知識があり、定型業務を自動化できるスキルがあれば、大きなアピールポイントになります。面接の際は、これまでの業務でどのようにExcelを活用し、業務効率化に貢献してきたかを伝えると効果的です。

ITパスポート

ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格である「ITパスポート」は、未経験者のアピール材料として有効です。セキュリティやネットワーク、プロジェクト管理などの幅広い知識を網羅しているため、取得に向けて勉強しているだけでも、IT業界への本気度や学習意欲を伝えることができます。

ITパスポートの勉強時間の目安

IT知識がない未経験者の場合、ITパスポートの合格には一定の勉強時間が必要です。毎日継続して学習を進めることで、数ヶ月での取得を目指せます。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

WordやExcelなどのOffice製品の利用スキルを証明するMOSも、事務職への転職において定番の資格です。客観的なパソコンスキルの証明になるため、実務経験が浅い場合でも、一定のPC操作能力があることを面接官に安心してもらえます。

特にExcelのエキスパート(上級)レベルを取得しておくと、高度なデータ処理ができる証明となり、他の未経験の候補者との差別化に繋がります。

未経験向けおすすめ転職エージェント

未経験からIT業界を目指す際は、手厚いサポートを受けられる転職エージェントの活用が近道です。ここでは、20代や未経験者のサポートに定評があるエージェントを紹介します。

サービス名特徴・強み対象層
ワークポートIT業界の求人に強く、未経験からのキャリアチェンジ支援に定評がある20代〜30代の未経験者・経験者
マイナビジョブ20’s20代・第二新卒に特化し、未経験歓迎の求人を扱う20代の若手社会人・第二新卒
ハタラクティブ経歴に自信がない方向けのサポートが手厚く、書類添削や面接対策が丁寧20代のフリーター・既卒・第二新卒

ワークポート

ワークポートは、IT・Web業界の転職支援に強いエージェントです。未経験からIT業界に挑戦する求職者向けのサポートノウハウが蓄積されており、IT事務やヘルプデスクなどの求人も扱っています。

専任のコンシェルジュが、キャリアの棚卸しから面接対策まで伴走してくれるため、初めての転職でも心強い存在です。IT業界の動向や求められるスキルについても教えてもらえるため、情報収集の段階から活用することをおすすめします。

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20’sは、20代の若手社会人や第二新卒に特化した転職エージェントです。未経験歓迎の求人を多く保有しており、適性診断を活用した客観的なキャリアアドバイスを受けられます。

初めての転職で何から始めればよいか分からない方や、自分の適性が知りたい20代の方におすすめです。担当アドバイザーが20代の転職市場を熟知しているため、ポテンシャルを評価してくれる企業と出会いやすくなります。

ハタラクティブ

ハタラクティブは、経歴に自信がない方や未経験からの正社員就職を目指す20代向けのサービスです。人柄やポテンシャルを重視する企業の求人を中心に扱っており、書類選考の通過率を高めるための丁寧な添削や、企業ごとの面接対策が受けられます。

手厚いサポートを希望する方に適しており、面接に苦手意識がある方でも、模擬面接を通じて自信を持って本番に臨めるようになります。

IT事務に向いている人と向かない人

これまでの内容を踏まえ、IT事務という職種がどのような人に向いているのかを整理します。適性を理解した上で、自分に合ったキャリアを選択することが大切です。

向いている人の特徴

  • 分からないことを自分で調べるのが苦にならない
    • IT業界では未知のエラーや新しいツールに直面することが多いため、検索エンジンなどを活用して自己解決を試みる姿勢が評価されます。
  • サポート業務を通じてチームに貢献したい
    • エンジニアが開発に集中できるよう、周辺の事務作業を巻き取ることでプロジェクト全体の生産性向上に寄与することにやりがいを感じられる方に適しています。

向かない人の特徴

  • 決められたルーチンワークだけをこなしたい
    • 毎日同じデータ入力だけを繰り返すような業務は少なく、状況に応じた柔軟な対応や新しい知識の吸収が求められます。
  • パソコンの基本操作に強い抵抗がある
    • 業務のほとんどをパソコンで行うため、タイピングや基本的なソフトウェアの操作にストレスを感じる場合はミスマッチになる傾向があります。

決められたデータ入力などのルーチンワークだけをこなしたい人には向いていません。常に新しいIT知識を学ぶ姿勢がないとミスマッチになる可能性があります。一方で、分からないことを自分で調べるのが苦にならない人や、サポート業務を通じてチームに貢献したい人には最適な職種です。

まとめ

IT事務は、未経験からIT業界に入るための最適なステップであり、働きながら専門知識を身につけられる魅力的な職種です。一般事務と比較して将来のキャリアパスの選択肢が広く、インフラエンジニアやPMOなど、より専門性の高い領域へステップアップする道も開かれています。

ExcelスキルやITパスポートの学習で基礎知識と意欲を示しつつ、ワークポートなど未経験に強いエージェントで求人の適性を確認していくと、ヘルプデスクやキッティングといった業務から着実に経験を積み、インフラエンジニアやPMOへの道もひらけます。

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