四国電力の平均年収と給料事情|近年の給与推移と中途採用のポイント
この記事の要約
四国で安定した企業への就職・転職を考え、「四国電力の年収は実際どのくらいなのか」「年代でどう上がるのか」「中途でも入れるのか」と気になっている方に向けた記事です。四国電力は、地域の電力を支える大手インフラ企業として、全国平均より高めの給与水準にあります。
四国電力の平均年収と近年の推移、年代別の給料の傾向、賞与や待遇、地域密着インフラとしての魅力、そして中途採用の状況と転職のコツを解説します。
四国電力への就職・転職を考える方へ
四国で腰を据えて働ける安定した企業を探すとき、地元の大手インフラである四国電力が候補に挙がる方は多いでしょう。ただ、「年収は高いのか」「入社後どのくらい給料が上がるのか」「中途採用で入れるのか」といった実態は、外からは見えにくいものです。
四国電力は、四国エリアの電力を担う基盤的な企業です。給与水準は全国平均より高めで、地域に根ざして長く働ける安定性も魅力です。まずは平均年収と給料の実態を、公開されている数値をもとに確かめていきましょう。
四国電力の平均年収

四国電力の平均年収は、有価証券報告書ベースで直近(2026年3月期)およそ873万円です。平均年齢は42歳前後、平均勤続年数は18年台で、腰を据えて長く働く社員が多いことがうかがえます。これは全国の平均給与を上回る水準です。
近年の推移を見ると、2024年3月期が約766万円、2025年3月期が約817万円、2026年3月期が約873万円と、直近は上昇傾向にあります。電力事業を取り巻く環境によって業績が動くため、平均年収も年度によって変動する点は理解しておきましょう(出典: 四国電力 有価証券報告書、IR BANK集計)。
気になる手取り額についても押さえておきましょう。年収からは所得税・住民税・社会保険料が差し引かれるため、手取りは額面のおおよそ7〜8割が目安です。平均年収870万円台であれば、手取りはおおむね650万円前後になる計算です。額面の数字だけで生活設計を考えると差が出るので、手取りベースでイメージしておくと安心です。
なお、求人ボックスの給料ナビでは平均年収を約766万円と示すなど、媒体(推計の方法)によって数値には差があります。会社が公表する有価証券報告書の数値がもっとも確度が高いため、有報ベースの金額を主軸に見るのが確実です。電力大手10社を横断で比較して相場観をつかみたい方は、以下の記事も参考になります。
年代別の給料の傾向
四国電力のような大手電力会社は、年功的な給与カーブで、年代が上がるにつれて給料が上がっていく傾向があります。有価証券報告書には年齢別の個別の年収は記載されていないため、会社全体の平均を起点に、おおまかな上がり方の傾向を押さえておきましょう。
平均年齢が42歳前後で平均年収が870万円台ということは、これがちょうど中堅〜管理職手前の水準にあたると考えられます。一般に、20代の若手は平均を下回る水準からスタートし、経験を積む30代で中堅として上がっていき、40代以降で役職に就くと管理職相当の水準へと伸びていく、というカーブを描きます。特定の年齢でいくら、という具体額は会社の制度や個人の等級によって変わるため、あくまで「年功的に上がっていく」という枠組みで捉えておくとよいでしょう。
学歴・採用区分による違いもあります。総合職は将来的に管理職・基幹的な役割を担う前提で処遇される一方、高卒や技能系の区分は初任の水準や上がり方のカーブが異なる傾向があります。自分がどの区分で入るかによって、給料の伸び方の見通しは変わってきます。
大手電力の給与カーブの特徴は、急激に跳ね上がるより、毎年の定期昇給と役職への昇進によって着実に積み上がっていく点にあります。短期間で大きく稼ぎたいという人には物足りなく感じられるかもしれませんが、腰を据えて長く勤めるほど安定して収入が伸びていく設計です。勤続年数が18年台と長いことも、この積み上げ型の給与体系と無関係ではないでしょう。転職を検討する際は、入社時点の年収だけでなく、10年後・20年後にどう伸びるかという長期の視点で見ることが大切です。
賞与と福利厚生
四国電力の年収には、基本給に加えて賞与(ボーナス)が含まれています。大手電力会社として、年収に占める賞与の比重は相応にあり、会社の業績に応じて変動します。前述の平均年収870万円台は、この賞与を含んだ金額です。
賞与は業績連動の部分があるため、電力事業の業績が良い年には手厚くなり、燃料費高騰などで業績が振るわない年には抑えられる、という動きになります。前述したように近年の平均年収が上昇しているのは、賞与を含めた給与全体が回復してきたことの表れとも読めます。
福利厚生の面でも、電力の安定供給という社会インフラを担う企業として、住宅関連の手当や休暇制度、各種手当などが整っている傾向があります。長く働く社員が多く、勤続年数が18年台と長いことも、働き続けやすい環境であることの一つの表れといえます。ただし、待遇の細部は制度改定や年度で変わるため、応募時には募集要項で最新の条件を確認しましょう。
四国電力で働く魅力

四国電力で働く魅力は、四国エリアの電力インフラを支える地域密着型の大手として、安定した基盤の上で働けることです。電気は生活にも産業にも欠かせないため、需要がなくなることのない事業を担っている安心感があります。
送配電事業は2020年に四国電力送配電株式会社へ分社化され、送配電ネットワークを通じて良質な電気を安価かつ安定的に届けることを使命として、電力の安定供給に取り組んでいます。地域の暮らしを足元から支える社会的意義の大きい仕事です。もしあなたが四国で腰を据えて安定的に働きたいなら、四国電力は給与水準・安定性の両面で有力な選択肢になります。
四国という地域に密着している点も特徴です。全国転勤のある企業と違い、異動はおもに四国エリア内が中心になるため、地元を離れずに生活基盤を保ちながらキャリアを積めます。家族の事情や地元志向を大切にしたい人にとって、この地域限定性はむしろ大きなメリットになります。
一方で、電力自由化による競争や燃料費の変動など、事業環境による業績の波は他の電力会社と同様にあります。年収が年度で変動する背景にはこうした事情があり、右肩上がりが約束されているわけではありません。安定性の高い業界ではありますが、こうした事業環境も理解したうえで長期的に働く覚悟を持って臨むと、入社後のギャップを防げます。
中途採用の状況と転職のコツ
四国電力は中途採用(キャリア採用)も行っており、専門性や即戦力を重視して人材を募集しています。四国電力株式会社と四国電力送配電株式会社は「採用共同事業体」として共同で採用を行い、採用活動は四国電力が一括して担当しています。
募集される職種の例としては、法人顧客向けの提案営業などがあります。こうした職種では、3年以上の法人営業の実務経験や、顧客の課題を汲み取って論理的に提案する力、立場の異なる関係者と信頼関係を築く交渉力などが求められる傾向です。自分のこれまでの経験を、四国電力が求める役割にどう活かせるかを整理して伝えることが、選考突破の鍵になります。
中途で入るうえで意識したいのは、四国電力が求める人物像に自分を接続することです。大手インフラは、安定を求めるだけの応募者ではなく、専門性や経験を持ち込んで貢献できる人材を評価します。前職での実績を、数字や役割で語れるよう職務経歴書を整えておきましょう。あわせて、なぜ四国電力なのか(地域への貢献意欲、事業への理解)を自分の言葉で説明できると、志望動機に説得力が生まれます。地元にUターン・Iターンで戻りたい人にとっては、その動機も強みになります。
大手・インフラ企業への転職では、求人情報を効率よく集め、選考対策を受けることが有効です。リクルートエージェントは幅広い業界・職種を扱う大手総合型の転職エージェントで、四国電力をはじめとする大手企業の求人も取り扱っています。非公開求人の紹介や、職務経歴書の添削・面接対策といったサポートを受けられます。登録・相談は無料です。
募集は時期によって変わるため、こうしたエージェントに登録して求人情報を継続的にチェックし、募集が出たタイミングで動けるよう準備しておくとよいでしょう。
よくある質問
Q. 四国電力の年収は高いですか?
有価証券報告書ベースで直近(2026年3月期)は約873万円と、全国の平均給与を上回る水準です。ただし平均年収は年度によって変動し、近年は上昇傾向にあります。
Q. 年代でどのくらい給料が上がりますか?
大手電力として年功的なカーブで、年代が上がるほど給料が上がる傾向です。平均年齢42歳前後で平均870万円台のため、若手はこれより低い水準から始まり、経験と役職に応じて伸びていくとイメージするとよいでしょう。定期昇給と昇進で着実に積み上がる、長く勤めるほど報われる設計です。
Q. 中途採用はありますか?
キャリア採用が行われることがあります。法人営業など専門性を活かせる職種で、実務経験や即戦力性が重視される傾向です。募集時期は変動するため、求人情報を継続的に確認しましょう。
Q. ボーナスはどれくらいですか?
大手電力として年収に占める賞与の比重は相応にありますが、会社の業績に応じて変動します。平均年収870万円台は賞与を含んだ金額です。
まとめ
四国電力の平均年収は、有価証券報告書ベースで直近約873万円と全国平均より高く、平均年齢42歳前後で年功的に上がっていく傾向があります。年収には賞与が含まれ、年度によって変動します。四国エリアの電力を支える地域密着型の大手インフラとして、安定した基盤の上で長く働けるのが魅力です。
中途採用では、これまでの経験を四国電力が求める役割にどう活かせるかを整理して伝えることが鍵になります。四国で安定して働きたいなら、まずは中途採用の募集状況をつかみ、自分の経験を四国電力が求める役割に結びつけて、職務経歴書や志望動機を整えておくことが次の一歩になります。